宮崎・鹿児島旅行【1】道の駅フェニックスと鵜戸神宮
1月の第二週目、それは首都圏の気温と共にホテルの稼働率が最も低くなるであろう時期。そしてわたしの誕生日も兼ねて我が家が旅に出る時期である。
しかしわたしは悩んでいた。毎年暖かいリゾートばかり行っていたが、寒暖差のせいか帰ってくると必ずと行って良いほど”旅行後うつ”になっていたのだ。暖かすぎるところは外したい、しかし寒い所など行きたくもない。
そんな中、susie家忘年会にて父が、宮崎に「フェニックス」というデカいホテルがあると知識を披露した。フェニックス?怪しい~なんだそのホテル。話によると父が修学旅行の時に見たというから、相当昔からあるものらしい。特に調べるでもなく忘れていたら、その2日後行きつけの美容師さんが、宮崎の「シーガイア」というデカいホテルに行ってきたと言うではないか。もしかして?と思ったが、父の言うことだからラブホテルかもしれないと思い、その場では言わず帰宅してから調べてみたら、やはり「フェニックス」と「シーガイア」は同一ホテルと言うことが判明。
どうやら老舗のデカいホテルらしい。しかもご飯が美味しいんだと。
・・・行きたい。行くとき、行けば、行こう。
3泊4日、微かな暖かさを求めて、九州へ!
まずは”フェニックス”こと『シェラトングランデ オーシャンリゾート』(全然名前が違うのは昨年買収されたらしい)へ。その後南へ向かって「ユクサおおすみ海の学校」という廃校をリフォームした宿の校長室に泊まる予定だったのだが、アクセスが悪かったため西に急遽変更、その後別のホテルに1泊というスケジュールである。
交通が不便なため”◯時に◯◯線に乗る”など事前にみっちり調べ、旅のしおりを作ったにも関わらず、くそダンナが「いつも京急線に乗ってるじゃん」と言い出したため路線変更したらターミナルが違ってギリギリに搭乗というハプニングもあったものの、無事に10時宮崎空港へ到着。
ちなみに、わたしは修学旅行で九州に来たことがあるが、ダンナは初めて。
実はここで第一のミッションがあるのだ。
それは・・・空港内のジューススタンドでマンゴージュースを飲むこと。
「宮崎は第二の故郷」と語る友人Y氏に事前にお勧めのスポットを聞いたら、ここのマンゴージュースが美味しいとのこと。日向夏はオススメしないと正直に語ってくれた感じから相当美味しいことが伺えるが、注文しようと値段を見ると、なんと1,000円もするではないか。た、高い・・・!宮崎県産マンゴーだから仕方ないのだろうが、庶民には高すぎるぞ。でも飲む。ゴッキュン。うん、高い味がする。そして芯から冷える。ミッション完了。んまかった。
空港を出ると真っ赤なブーゲンビリアがお出迎え。
あ~なんだか涼しい沖縄のようだな。
こちらで我が家のお馴染み「ニコニコレンタカー」(略してニコレン)まで車で連れて行ってもらい、レンタカーを借りる。
いや~、いつ見てもニコニコマークは癒される。
エンジンのかけ方で手こずったり初っ端から道がわからず変な会社入っちゃったりでニコレンスタッフを不安にさせつつも、いざ出発!
「ひとまず一番遠い鵜戸神宮?」とか言いながら走らせていると、丁度事故があったため違う道を通らなければならず、運良く出てきた「道の駅フェニックス」に入ることに。
道の駅、フェニックス!
思わず両腕をクロスしたくなるような名前だが、そもそもフェニックスとはこの椰子の木のことらしい。
中では特産品や野菜などが売られており、わたしは油味噌が買いたくて仕方なかったけど、容器の危うさと残りまだ3日半あることを考慮して断念。
デカフェニックス!シャッキーン!
目の前は海。
なかなかこの臨場感をお届けできず悔しいのだけど、めっちゃ良い眺め。
ちなみにこの通りは日本の道100選にも選ばれているらしい。
あーあれはもしや、鬼瓦?あ、違った、鬼の洗濯板?
青島神社付近しか見れないと思ったら、こんなところでもう見てしまった。
ベンチに座って、ダンナはチキン南蛮サンド、わたしは日向夏かるかんを食べる。
んまーーーー♡
かるかんは元々好きだけど、この日向夏の酸味が中のあんこと相まって最高!
「九州は美味しい」と数人の九州人から聞いてはいたが、これは期待大。
いよいよ鵜戸神宮へ、レッツらゴー!
何気に気になるのが、宮崎県民めっちゃ車飛ばす(汗)。
暖かい地方だからなんくるないタイムがあるのかと思いきや、そうでもないのか?
絶対海に落ちるんだよなーアレ。
しばらく走っていると気になる看板を発見。
「日本一きれいな富士海水浴場」ホンマかいな?
行ってみよう。
うむ。確かにきれいだけど、日本一かどうかはわからん。
わからんが、埼玉にあったら埼玉一の名所になっていたとは思う。
青色がきれい。
恒例のやつ、書いておく。
あれだよね?鳥取砂丘じゃないから書いても大丈夫だよね?
なかなか目的地に進まないが、いざ出発。
「前の山が変なカタチしていて面白いから撮って」とダンナに指示。
運転は嫌いじゃないけど今回の道のりは眺めがとても良く、ダンナが免許持っていないことが若干悔やまれる。
再びきれいな海発見!
脇に車を停めて撮影。
その後郵便局に寄るも、ご当地切手シートはなく退散。
いよいよ近くなってきた・・・
鵜戸神宮、到着~!
間違えて観光バス用の駐車場に停めてしまい、中国人や韓国人の団体に遭遇。
ここにもいるのか。
犬がお出迎え。
そっけない感じがうちの愛猫にちょっと似てる。
土地柄なのか知らんが、フルーツジュースが売っている店が多い。
流石に宮崎県産マンゴージュースは売っていなかった。
「野猿が出没」という看板を発見。
昨年マジで野猿に襲われそうになったわたしなので、注意深く向かう。
先月は比叡山、こないだは初詣とやたら参拝しているので、さらっと見ようという軽い気持ちで来たのだが、ここが結構よかった。
九州の人が、「九州は自然が良い」と言っていたわけがわかる。
それは北海道とも違う、なんていうか・・・地球が生きてるって感じ。
こんなところに神社があるってのもすごい。
毎度のごとく、やり方をダンナがいちいち聞いてくる。
もういっそのこと、家の流し手水舎にしてやろうか?
・・・・・・絶景!!!
ネットで画像見てたけど、実際見ると迫力が違う。
階段を下ると何やら人が集まっている。
どうやらあのしめ縄の中に石みたいなのを投げているらしい。
ほほう、パシャリ。で、なんだって??
「フィルターしか見てないじゃんよ!ちゃんと読んでよ」とダンナに叱られる。
「男性は左手で、女性は右手であのしめ縄に向かって投げるの」
ビジネスの香りがしないでもないが、1人100円ずつ出し合い玉を購入。
ていや!!!
しめ縄の中にとりあえず当たればいいらしく、確か何度か当たった気がするが、夢中すぎて肝心の願い事をしなかったために何も叶わないと気づく。チーン。
「みんな健康でありますように」と唱えながらダンナが投げようとしたので必死に阻止。人を巻き添えにしないでくれ。
本殿は洞窟の中にあり、とても神秘的。
お乳岩というのがあり、妊婦さんや授乳中の女性に良いらしいのだが、じいさんが乳の先(岩)をやたら擦っているのが気になる。
お賽銭を入れるところがありすぎるのは置いといて、とにかく自然の神秘を感じる素晴らしいスポットでした。