沖縄旅行2023【1】波上宮と浦添パルコシティとアメリカンビレッジ
コロナウィルスが世界を席巻してはや3年。
初めは大人しくしていた人類もすっかり慣れてしまい、今や都内ホテルは外国人観光客で満室続き。
人手不足な職場で毎日働き詰めのわたしは思った。
なにか目標が欲しい・・・。
「そうだ、沖縄へ行こう♪」
ワクチン未接種なわたしは陰性証明書があれば全国旅行支援が利用できそうだったが、健康なのにも関わらず陽性反応が出てしまったら馬鹿みたいなので、支援を受けずに旅行を予約した。
とはいえ、前回のように高級ホテルに泊まるには金が足りない。
ということで、今回は、わたしとダンナが初めて沖縄に行った18年前に利用したホテルに久しぶりに泊まろうということになった。
その他諸々はノープランである。
2023年1月某日、始発電車で羽田空港に向かい、いざ出発。
毎回苦手だった旅行初日の早起きも、ここ1年5時半起き生活だったので今回は全く苦ではない。
空港のコンビニで朝から菓子類を買い込み、ほくほくした気持ちでダンナと離陸を待つ。
この日の強風でなかなか離陸できない主旨のアナウンスが機内に流れる。
「飛行機が故障しました」
「マイネームイズって本当は言わないんだよ、なんとかでござるって意味になるんだって」
後部座席のおばさんがうるさい。
後ろの修学旅行生は静かだねなどとダンナと言いながら、気を取り直して外にある緑色のラインの入った機体を見ていると、
「アナの緑は国際線?」「あっちは千葉?」
また後ろのおばさんが思いついたことを何でも口に出している。
「ねえ、(後ろのおばさんと)考えてることわたしと似てない?」
「おんなじ」
午前中のうちに無事に那覇空港に到着し、レンタカー店へマイクロバスで移動。
手配を終えた後、車で向かうは・・・えっと、ノープランですがどこへ???
「波の上神社に行きたい」
聞けば、空港近くにある海がきれいに見える神社があるとのこと。
「あのね、沖縄なんてどこだって海はきれいなんだよ。行く価値ある?」
飛行機に乗ったせいか胃が気持ち悪かったので、チップスターを口に入れてもらいながら文句を言うわたし。
「でも行ってみたい」
「あそ。じゃあ向かうよ」
というわけで、来てみました、波上宮。
「あちいからマスク取っても神様怒らないよね」と上を向くと、デッカく『マスク着用』の文字。
いや、そろそろ良いでしょ屋外なら。てか24℃ありますけど?
沖縄らしく、シーサーがいる。
今年の初詣は簡素に済ませたため、こちらでもう一度参拝。
毎年利用してる神社のみくじがガチャ形式になっていてやった気しなかったので、こちらでも再び引く。
エブリトラブルイズ、ゴーン。
裏面には外国人観光客向けに英語で記載され、わかりやすい表現だからか日本語よりもスッと入ってくる。
城(ぐすく)のような広場を降っていくと、エメラルドの海が見えてきた。
まるで繋がれたリードから解放された犬のごとく、ダンナが海の方へと小走りで向かう。
まあ、きれいはきれいだけど、沖縄の海はだいたいきれいだから・・・。
気が済んだ一行が次に向かうのは・・・どこ???
「浦添のパルコシティ。」
パルコなんてどこでもあるじゃんと呆れるわたしにダンナは食い下がる。
「だって、フードコートからきれいな海が見えるんだよ!」
「だからさ、沖縄の海はどこでも(略)」
一度自分の目で確かめないと納得できない性分のダンナは、何が何でも諦めない。
その諦めなさ、別のところで使ってくれないかな?
というわけで。
はいはい、おっさん、連れてきてやったよ。別に普通にキレーな海だけどね!
納得したダンナは機嫌が良い。
まあ、わたしもまるでノープランでどこか思いつくわけでもないし、暮らすように沖縄を旅するのも悪くない。
2019年夏にできたばかりの浦添パルコ、いざ入店。
はじめに目に飛び込んできた『無重力マッサージ』に大興奮するわたし。
昨年からこれにハマり、見つければ利用していたのである。
驚くのも束の間、視界の左にはこれまた興味をそそるVR体験。
ホラー実体験室ってなに!?マリオカートめっちゃやりたい・・・!!
以前の大阪旅行と同じ工程をなぞりそうになったが、残念なことに営業しておらず断念せざるを得ない結果に。
だいぶ沖縄にいることを忘れる。
フードコートに行く前に、サンエーで大好きなうむくじ天ぷらとこの日の夜食べるお菓子を買っておく。
フードコートはお馴染みのエンダーから沖縄のソウルフードなど、観光客のわたしたちにとっては充実のラインナップで、わたしはずっと食べたかったタコライス、ダンナはステーキハウス88の定食セットを注文。
海が一望できる席を何とかゲットし、写真をパシャリ。
潮風のせいか口がしょっぱいと思ったら、車で食べてたチップスターのせいだった。
いつも食べている地元の沖縄料理屋のタコライスに比べると、注文したきじむなぁのタコライスはチーズがあまり入っておらず、肉も脂っこくないさっぱりとした味だった。
どちらにせよタコライスはうまい。
海はきれいだが、海より車を目で追ってしまう。
なんだかんだで1年半以上、自家用車を探している我が家。
必要以上に車に詳しくなってきているが、一向に欲しい車が見つからない。
一体皆どうやって車を選んでいるのだろうか。
ちなみに今回の旅では、Sクラスではなくアップグレードしたスバルのインプレッサを利用しているのだが、早くも腰が痛くなってきていてしんどい。
運転操作と見た目は好みなのだが・・・。
次に向かったのは、美浜アメリカンビレッジ。
過去2回行ったあのおしゃれカフェにまた行きたい。
クリスマス一色の通りを抜け、顔抜きパネルで一通り写真を撮ってから向かったのは、
”vongo&anchor”。
ドリンクを待っている間、店オリジナルの商品を眺める。
おしゃれなマグカップがあったら買いたかったのだが、それらしいものは見当たらず。
ダンナに言われて気づいたが、店員全員ノーマスク。
よく見たら客も日本人がいなく、テラスでビールを飲む外国人がまたサマになっている。
ここで、沖縄出張で知り合った同僚から一通のメールが。
わたしが送った年賀状が1週間後のこの日に届いたらしく、沖縄に来ているなら会いませんか?とのことだった。
心臓が高鳴り、もはやのんびり旅のモードではなくなるわたし。
久々に会える・・・
だけど、久しぶりすぎて、どんなふうに仲が良かったか少し忘れてる・・・!汗
(そういうことってないですか?わたししょっちゅうですけど)
仕切り直して。
実はダンナがこの度自動車免許を取得したので、ここからはダンナに運転してもらう。
しっかりと初心者マークを貼るが、この後後ろの初心者マークが行方不明になる。
ほやほやの初心者ドライバーの助手席なので、左手でがっしりとアシストグリップをつかみながら、シャッターチャンスを待つ。
しかし適性検査の結果が悪かったダンナはそれを自覚してか、わたしなんかよりもとても慎重な走りを見せる。
一旦トイレ休憩に寄ったどこか(知らない)。
ヴィレッジヴァンガードがあったので、軽く店内をパトロール。
その後、ダンナが気になっていたスポット”シーサイドドライブイン”にも寄る。
店内で軽食が食べられるようだったが、昭和で時が止まったかのようなレトロ感と妙な空間の広さが居心地悪く感じられ、ここでは食べずにオリジナルマグカップがあるかどうかをチェックして退散。
事前に熟読していた「写真ライフ」に載っていた撮り方で、店のネオン看板をパシャリ。
気づけばホテルのチェックインの時間を大幅に過ぎている。
夜ごはん難民になりそうなことはひとまず置いといて、とりあえずホテルへ急ぐ。