susieの旅ブログ

埼玉在住都内に勤める40代主婦の旅と本の記録。

軽井沢日帰り旅~ハルニレテラスとツルヤでお買い物~

朝食を食べ終えて、こんなことを考えた。
健康志向になってから野菜を自転車で片道35分かかる農産物販売所へ買いに行っているが、変わりばえのない買い物にだいぶ飽きがきた。
しかし羽村福島屋はこの夏にもう行ってきたし。
思い出すのは・・・ツルヤ。


午前10時、「ダメもとで訊くんだけどさ」と前置きしてからダンナに提案してみたら意外に成功したので、すぐさまメイクと着替えを済ませ、10時半過ぎに向かった先は・・・



軽井沢!




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在来線と新幹線に乗って2時半、13時半に到着。
行こうと思えば行けるね、軽井沢!

実は天気予報では午後3時以降雨マークがついており、さらには雷注意報まで出ていたが、とりあえず雨は降っていない。ヨシヨシ。



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ツルヤの前に「ハルニレテラス」に行きたかったわたしは、家で調べた情報を頼りにしなの鉄道に乗り換え、1駅先の駅で降りて歩いて行こうとしていた。
知らない電車に乗り込み、知らない中吊り広告に胸を踊らせている横で、ダンナが突然「軽井沢駅からバスでハルニレテラス行けたっぽい!」と言い出した。

わたしはダンナのこの「答え合わせをするクセ」が気に入らない。
自分で決めた道が正しかろうが間違っていようが関係ないのである。ただただ今を楽しみたい。ダンナのように自分で決めず人から言われたことに従っているだけの者は後悔が多いだろう。
「わたしはこれでいいと思ってるんだから、そういうことは胸に秘めておいて」
と静かに言った。



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今時珍しい、駅員がスタンプを押す形式の切符は「両思い切符」。
しかし二人の仲は危うくなった(爆)。



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中軽井沢駅はとっても綺麗な駅だったので、とりあえず二人ともトイレへ。
地元の駅にたまたまあった軽井沢の地図を広げると、ここからハルニレテラスまでは山道だとダンナが言い張る。
わたしを一人ぼっちにして一人でバス乗り場を探し、見つかったのか得意げに手招きしている姿がなんとも憎たらしい。

ムカついたので、歩いていくことにした。


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どう見ても山道じゃないし、山道だったとしてもたかだか徒歩で19分。
それに最近できまくる左足のアザを動脈硬化じゃないかと疑っているため、少しくらいは歩きたいのだ。

というわけで、ハルニレテラスまで歩くことに。



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歩道のない道を、誰も歩行者のいない道を、ずんずん歩いていく。
確かに少し上り坂だ。
気がかりなのは曇り空。

「雲行きが怪しくなってきたね」
間を置いてから「わたしたち」と言ったら「そうだね」と投げやりに言われる。



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お腹が空いたー。
途中で「湯川」という蕎麦屋が出てきたので提案してみたが、却下される。
少し覗いたら眺めがとても良さそうだったんだけどなぁ。



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歩いて向かっているのはわたしたちだけだったが、前方や後方からレンタサイクルで行き来している中国人などの観光客はちらほらいた。
今思えば自転車を借りたほうが色々便利だろうが、借りなかったのだから仕方ない。



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20分もしなかったと思う。
割と早いところ「星のや」の看板が見え、その後すぐに出てきたハルニレテラス
8年前にダンナ家と車で訪れて以来である。



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到着ーーーー!
今日の10時まで来れると思わなかった久々のハルニレテラスが今目の前に。
やっぱり雰囲気がいいなあ。ちょっと暑いけど。

とにかく腹が減っているのでレストランを探すも、どこも行列を成している。
テラスでフランスパンをワインと嗜んでるとか、めっちゃ最高やん!
まあ、どちらにしても、パン・そば・パスタ・・・何も食べることができないわたし。

「もう少し歩けば何かしらあるっしょ」


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てことで奥にある遊歩道を歩く。
川の音が癒される~・・・。


すると「村民食堂」という看板が。
こ、これは・・・!!行きの電車で軽井沢のオーガニックランチを調べていたら出てきた飲食店の一つではないか。
絶対行きたいっっ!しかし場所がいまいちわからない。わたしが思う方向とダンナが思う方向が真逆でまた少しイラっとする。

近くの中国人がまるで久しぶりの友人を見つけたみたいに手をあげて、タクシーに「エキーーー!!!」と叫ぶ。耳がキーンとなる。
いつも思うけど、中国人のバイタリティは日本人も見習わなければいけないと思う。

わたしも中国人の真似して警備員に食堂の場所を聞き、教えてくれた方向に向かう。


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村民食堂、たどり着きました。
全然村民っぽくないやん!めっちゃハイカラやん!

何よりスタッフの対応がホテル並み。と思ったら、星野リゾートのスタッフなのか。
満席だったので大きいテーブルカウンターを案内される。



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行きの新幹線で読んでいた「細胞から元気になる食事」という本の影響で、しばらく肉は控えようと思ったわたしは、鮭と豚肉の麹焼き定食を注文。
ついでに白ワイン「あずみアップル ソーヴィニヨン・ブラン」も頼む。



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ダンナは軽井沢高原ビールを。
酒が目の前に現れた途端、二人の仲が急速に縮まるのを感じる。

ちなみに白ワインは名の通りリンゴのような甘さを感じ、食事に合う上品な日本の白ワインの味がしました。
人間観察が趣味のわたしにとって全体が見渡せるカウンターテーブルでの食事は、まるでジャズ演奏を聴きながらフレンチをいただいているような贅沢。
目線の先にいるボインな女性の食べるスピードを、観察観察。



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お腹と心が満たされたところで、ハルニレテラスへ戻る。




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15時を過ぎたけど、まだまだ天気が味方でいてくれる。ヨシヨシ。



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※わたしの足跡ではありません。



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ハルニレテラスではオーガニックティーと餅を購入。



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野菜も気になるが、後でツルヤへ行くので我慢。



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軽井沢はポリ袋までおしゃれ。


実は軽井沢駅に着いた時点で19時の新幹線のチケットを買ってしまったので、サクッと散策したらすぐにツルヤへ向かうことに。



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駅まで再び歩いく。帰りは下り坂なのでラク



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ツルヤは駅の反対側、15分くらい歩く予定。
まだまだ雨降る様子はなし。ヨシヨシ。



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軽井沢の家々は、アナベルやスモークツリーなどのおしゃれ植物が植えてあったりとおしゃれな家が多い。
のは何故なのだろう?
育ちやすいから元々植えてあったのか、それとも意識高いからセンスの良いものをチョイスしているのか。というか金持ちが多そうな雰囲気だけど移り住んできたのかなんなのか・・・いろんな疑問が脳内を駆け巡る。



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月曜定休で入れなかったが、おしゃれカフェを発見。



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今回の目的地、ツルヤ到着ーーー!!

来たよー、久々に!8年前に来た時もそれなりに楽しかったけれど、健康志向に生まれ変わった今ならもっと楽しめるだろうホットなスーパー!
駐車場は広いのに車も多い。ナンバーを見れば埼玉はもちろん神奈川や各地から来ているっぽい。

ツルヤでは信州のスパークリングワインやビール、今が旬のシャインマスカットや梨など、歩いて帰るにもかかわらず重いものを次々と購入。
前回はソーセージを買ったけど、今回は無添加食品にこだわっているため買えず。


買い物を終えて電車の時間まであと1時間。
わたし的にツルヤに向かう途中に発見したオーガニックカフェが気になっていたので、そこで少しお茶をすることに。



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この考えが甘かった。



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看板を見ると「オーガニック」「マクロビ」そして「グルテンフリー」とあり、食事制限の多いわたしでも全て食べられるのではと期待を胸に店内へ・・・

入るとモワッとした空気に包まれる。エアコンがないらしい。
靴を脱いでスリッパを履き替えると、いかにもマクロビカフェらしい怪しいおじさんがお出迎え。沖縄のオーガニックカフェもそうだったが、どうして自然食の男性はこうもガリガリで病的に見えるのだろうか。

気を取り直してメニューを見ると、グルテンフリーのパンケーキがズラリ!
ちょっとお茶をどころじゃなく、頼むしかないと思ったわたしは「ミックスベリーパンケーキ」を張り切って注文。糖質制限とか無視。
前払い制、しかもココナッツクリームは品切れで生クリームを使うとかなんとか言われ色々あったが、無事注文も終えて静かに待つ。

待つ・・・。

マクロビオティックだから出来立てにこだわっているのかもしれない。確かにすぐに出てくる食事は信用はできない。それはいいとして。お茶すら出てこない、作っている気配もない、時計をみれば30分経っている・・・今日のうちには帰れない気がして来てマジで泣きそうになる。
結局35分経ってパンケーキとお茶はやってきた。もう新幹線の指定席は乗れない時間。チーン。



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さっさと食べて帰ろう。(血糖値急上昇するよ)
そう思いナイフを入れる。

ミックスベリー、凍ってる!!

ココナッツクリームも最後のをほじくったのか、載せ方雑だし。
パンケーキは美味しかったけど、あんなに待たせたなら解凍できただろうに・・・!


全てをマクロビのせいにしてはいけない。
これは手際の悪さのせいだ絶対。



最後は力なく謝ってくれたおじさんだったので根には持たないけど。
まあお茶だけにしなかったわたしも悪い。

こういう時ダンナが意外と冷静で頼もしかった。



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軽井沢の駅へ戻って窓口へ。
乗りそびれた新幹線チケットは次発以降の自由席に乗れることは知っていたが、払い戻しができないことと、割り増しで指定席を買うことはできないことはこの時初めて知る。

いい勉強になりました、はい。

次の自由席に乗ることにしました。



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ちょっとアウトレットモールへ行こうかと呑気に言い出したダンナに呆れながら外へ出たら、世界が真っ白でびっくり。

えっ?雲の中にいるの!?
と思ってはしゃいでいたら、アウトレットモール帰りの中国人も同じようにはしゃいでいた。


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霧がすごいスピードで吹雪いていて、まるで冷蔵庫のようにひんやり。
何が何でも座って帰りたかったので早めにホームに来て座って待っていたのに、カップルがわざわざわたしたちの並ぼうとしていたところに並んだのが、この日一番腹立つ出来事だったかもしれない。パーソナルスペースというのを知らんのか。


余談ですが、わたしたちが霧と戯れている間、地元はものすごい雷雨だったらしく家中の電気が切れていた。停電したらしい。
つまり、あのマクロビおじさんがチンタラしていたおかげで、わたしたちは帰りに全く濡れずに済んだのであった。




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ツルヤで買ったものの一部。
シャインマスカットは750円。んまかった。




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