熊本ひとり旅【1】1日目、熊本の美容室とひとり居酒屋。
気づいたら半年経ってしまったのですが、4月に行ってきた熊本旅行のこと書こうと思います。
ひとりで2泊3日。
穂高養生園以来2度目のひとり旅、いつもダンナに全て任せっきりだったので、今回は旅行会社に丸投げしました。
ひとり旅なのにまあまあ金かかったな(爆)。
ちゃんとひとりで飛行機乗れたけど、いつの間に落っことしていたコートをどっかの子供に拾われたり、機内でスーツケース入れるところなくてアワアワしたり、側から見たら「はじめてのおつかい」だったことでしょう。
熊本空港に着いてからはレンタカーで熊本駅へ移動。
ホテルと複合施設が隣接しており、アミュプラザの駐車場へ停める。
とりあえずお腹が空いたので、チェックイン前に腹ごしらえ。
一応るるぶは買っておいたけど全く開いていないため、ここで店を探している際に熊本の名物が馬肉ということを知る。
ので、馬肉のロースト丼をいただきました。
おいしかった。
14時半に向かったのは、隣にある「THE BLOSSOM KUMAMOTO」へ。
フロントのおねえさんは優しく親切で、わたしが「なんとかプラザに駐車した」と施設名を適当にごまかしても丁寧に説明してくれた。
とりあえず部屋でくつろぐ。
せっかく持ってきたるるぶを開いて、見ているテイでの自撮り。
実は1日目は熊本市内の美容室に予約していたのでした。
旅行前の休日を潰さずに、さらには地元の人から情報収集できて、一石二鳥。
スマホで調べたところ、その美容室は「通町筋」というところにあるらしいので、熊本駅前から出ている路面電車で向かうことにした。
お店について、鏡の前に通される。
アンケートに書いた覚えはなかったのに「熊本の方じゃないですよね」と言われた。
わかります?と聞いたら、雰囲気でわかりますと言われる。
熊本の人はどんな感じなのか聞いたら、とりあえず列には並ばないと施術してくれていた2人の女性が見合いながら話していた。
先輩スタッフが席を外したので、20歳そこそこの若い女性スタッフにおすすめの飲食店を聞いてみた。
「熊本でおすすめのお店とか居酒屋とかありますか?」
「えっ、あんまりわからないんですけど、はま寿司ですかね?」
地元の貴重な情報をと熊本の美容室に来て、まさか全国チェーンを薦められるとは・・!
じわじわ来て、失礼ながらツボるわたし。
「あはは、はま寿司好きなんですよ〜、他にですか?ああ、なんかあったんですけど」
と言いながら、また黙りながら真剣にカラー剤をつけているのがまたツボる。
「ツボ浅くないですか?笑」
と言われ、ふたりでツボる。
「思い出したら言いますね」と、ちゃんとさっきの話に戻して本気で思い出そうとしているのが好印象だ。
「おもしろいの好きですよね?笑」
「わかります?笑」
そしてシャンプー台へ移動した時「あ、思い出しました」と彼女。
話していない間の沈黙から考えている様子が見られなかったのだが、ずっと考えていたのかと思うと可笑しくて笑いが止まらなかった。
「ははは、本当にツボ浅いですねぇ」と言われながら、「初めて会った気しないですね」とまで言われ、結局最後までずっと笑っていた。
彼女が思い出したのは、学生仲間と行った飲み会で利用した「ヨコバチ」という居酒屋。
その隣にあるおでん屋も良いとのことで、施術後早速向かってみることにした。
ヨコバチ、あった。
確かに隣におでん屋さんがあるが混んでいそうだったので、こちらに入ることにした。
ひとり客用の席に通されたが、ほとんどの客は宴会だった。
美容室で熊本は米焼酎と聞いていたので、米焼酎と辛子蓮根と刺身を注文。
たまたまメールが来ていた友人とやりとりしながら食す。
そんなにメールをしない仲なのに、なぜかわたしの旅行中にしてくるので、いつもわたしがどこかへ飛び回っているみたいな印象を与えてしまっている。
できたら酒店に寄りたかったけど閉店していたので、ファミリーマートでお菓子と酒とメイク落としを買う。
路面電車は停電でもないのに時々電気が消えたりした。
ホテルについてから大浴場へ行った。
客が少ないのかロッカーはガラガラだったのに、入って出たらなぜかわたしの上のロッカーを使用しようとしている女が現れた。
大浴場でも電車でもなのだが、空間が空いているのにわざわざ近くや隣に来るやつはなんなのだろうか?
ひとりの夜は静かで落ち着いた。