澤乃井で酒蔵見学
以前沖縄の久米島旅行で久米仙酒造に行ったことはありますが、当時酒に興味のなかったため記憶は乏しく、全くと言ってよいほど覚えていません(笑)
澤乃井
ダンナ家最寄駅からピックアップされ、車で走ること30分・・・だったかどうだったか、久しぶりに車酔いしてしまい、ただでさえダンナ家の前では無口なのにほとんど言葉を発することなく車に揺られ到着したのは、青梅市にある「澤乃井」で有名の小澤酒造。創業元禄十五年の酒蔵です。
■東京都青梅市沢井2-770
■0428-78-8215
以前からちょくちょく訪れているという義父母に案内され、まずはじめに向かうは澤乃井園。
四季折々の姿を見せる多摩川の畔に広がる清流ガーデンです。
秋に来ると紅葉が素晴らしいらしいですが、今ぐらいの時期でもテラス席での食事はとても気持ちが良く最適の季節と言えそうです。
巻き揚げゆばが入っていて美味しいのよとの勧めで、わたしと義母はゆば入りうどん、義父とダンナはゆば入りそばの食券を購入(ゴチになりました)。
いろんな注意書きが貼られていましたが、見たところ外国人観光客が多いと思われます。
マニュアルモードで撮り始めてから間もないため、シャッターが押せないというトラブル発生。
肝心のうどんがボケております(´;ω;`) せっかくだからと自分の豆腐もと差し出す芸術肌な義父。
ちなみにうどんはとっても美味しく、乗り物酔いした身体に優しくしみわたります。味噌こんにゃくも言うことなし。
後ろの席では年配男性2人が楽しそうにずっと酒を飲んで語らっていました。
「わたしたちも飲む!?」と義母が初心者にも飲みやすそうな一本をチョイスしてきました。
Alc. 度数:13.0~13.9
日本酒度:-5.0
酸度:1.5
アミノ酸度:0.9
原料米:岡山県産《アケボノ》
精米歩合:麹米65%・掛米65%
リンクを貼ろうと思ったらネットでは買えないのか出て来ませんでした。限定1,500本らしいです。やはり日本酒の出会いは一期一会なのですね、うむ。
で、飲みました。ダンナは「飲もう飲もう」と喜んでいましたが、わたしはまだ正直スパークリングでも飲めない物があるくらい日本酒初心者なので、カップにたぷたぷに注がれ飲めるか不安でした。しかしっ!すっごいスッキリ!!まろやかではないものの、すーっと入っていく感じでとても飲みやすかったです。後に家でも飲んでみたのですが、やはり「すーっと飲めた」のはシチュエーションや食事との組み合わせによるのも大きい感じがしました。それにしても下手なスパークリング清酒よりも美味しかったです。
酒蔵見学は予約制。ダンナが13時に予約したらしいので、それまで近くの吊り橋付近を探索。
この日は気温が高かったものの、空気が澄んでいるのがよくわかります。
こういうものがあると鳴らさずにはいられない、トイザラスキッズなダンナ。
13時になったので酒蔵に向かうことに。
地下道がもうなんか面白い。
14時予約は観光バスで来た奥様方で列を成していたのに対し、13時予約は外国人3人を含む13人のみ。
見学が始まるまでの間、テーブルに置いてあった「一日二合でこんなにすごい!日本酒の効用」というプリントを皆で読む。一日二合も良いのか・・・意外と多いのだな。ここに書いてあることが本当ならば、一日二合の日本酒でガン・動脈硬化・ボケ・骨粗鬆症予防できるらしい。これはガブガブ飲まなくては(笑)
酒蔵見学が始まりました。写真撮影の許可を得て中に入るととっても涼しい~。青い酒母タンクがずらり並んでおります。スタッフの方が説明をひととおりし終わると、ちょうど同じ回に来ていた外国人観光客についていた通訳の男性がスタッフよりも大きな声で通訳し始めました。ひとたびツボに入ると笑いが止まらないわたしは、なんとなくこみ上げる何かを抑え大人しく通訳を聞いていました。
上に書いてある219という数字はタンクの番号で、下の5,204という数字は容量を示しているそうです。なんでも税金対策だとかでちゃんとしておかないといけないとかなんとか。
ちなみに今はお酒を作っていない時期だそうで、なにをしているかというと皆さんお掃除をしているそうです。
ずっと掃除掃除で腰が痛くてうんざりだと説明を受けました(笑)
左から「コシヒカリ玄米」、「山田錦」、「赤糠」、「白糠」。玄米のうちの3割は栄養分たっぷりだけど日本酒造りには邪魔な存在。なので3割削るとえぐみ等が消えて美味しくなるってわけなんですね。で、削って出てきた白糠は上新粉になり、赤糠は豚が喜ぶとおっしゃっていました。たしか。
ふむふむ。前にコンビニにあった日本酒の本でちょこっと勉強して知識を入れていましたが、残った糠の行方までは知らずさらに勉強になりました。ちなみにわたしは精米歩合65%くらいのものが最近飲みやすいと感じるようになった気がします。
これは明治時代に使っていた明治蔵というもので、今は仕込みは行っておらず平成蔵という所で行っているらしい。歴史を感じます。
ここには熟成した日本酒がズラリ!一番古かった1992年物は売り切れ、今は1997年物が一番古い酒だそうです。熟成酒は温度や光等の管理が重要というお話の合間に、一緒に見学していた奥様が「冷蔵庫じゃダメなのか」と質問したところ、「冷蔵庫は夏はスイカが邪魔で入らないし、開閉が多いので温度を保ちにくく熟成は難しい」と回答していました。スイカかあ・・・。スイカ入れたら冷蔵庫のプラスチック板が壊れたことあるから以来入れてないなあと過去を思い出すわたし。
ここで義母も質問。「変な話ですけど、地震は大丈夫だったんですか?」との問いに、「大丈夫でした。地盤が固いので倒れなかったです」と。うむ・・・もし倒れて全部割れたりしたら死んでも死にきれんだろうな、と想像してみる。
一旦外へ出て洞窟みたいなところに入るのだが、カメラの調子がおかしくほとんど話を聞いていなかったのでよく分かりません(^_^;)
深さ?かなにかが140mとか言っていたのだけ聞きました。ちょっとディズニーランドの乗り物を思い出す。
元いた酒々小屋に戻り、いよいよ待ちに待った試飲のお時間。
用意されたのは「純米生酒 さわ音」。
おや?これもまたいけるかも。
「夏ノ純米酒」に比べるとやはり日本酒らしさが強いというか、けっして初心者向きではないと思うのですが、猪口に冷えた酒というのが飲みやすさを感じさせるような気がしました。とかいってちゃっかりおかわり(笑)
これもまたコレクションにしたくなったら食器棚が窮屈になると思いながらも、澤乃井猪口が気になる。すると、「利酒処」(漢字が難しい字を使っていますが変換できませんでした)という常時10種類程の酒を用意している店で酒を飲むともれなく猪口がもらえるとの情報を得、早速向かい「ゆずほ」というゆず酒を200円で頂きました。横で義母が購入したいわしのおつまみを一緒に見学していたオーストラリア人のカップルに半分差し入れる(笑)。こういうところ凄く尊敬します(笑)。そして3人でゆず酒を飲んでみたのですが(義父はこのときどこかへ行っていた)、今まで混じり気のない日本酒を口にしていたせいか、酷く甘く感じられました。日本酒って素材そのものの味なんだと実感した瞬間でした。
藁葺屋根がなにげにすごい。
最後に澤乃井の日本酒を作っている水を片手で試飲しました。
そして、ほろ酔いで静かだった帰りの車内には、酒では白ワインが一番の義母、やっぱり酒は一杯目のビールが旨いダンナ、まだまだ酒は初心者なわたし、そして日本酒が酒で一番なのに運転の為一滴も飲めなかった義父がダンナ家へ向かうのでした。
ブログランキングんび参加しています。
良かったら1ポチお願いします(´w`*)
↓