清里・八ヶ岳旅行【2】~萌木の村とホテルハット・ウォールデン~
それは、清里の観光地「萌木の村」の中にあるのでした。
旅行前は着る服のことしか考えないわたしでも、さすがに宿泊施設を選ぶとなると真剣になります。今回困ったのは、清里エリアにはホテルよりペンションの方が圧倒的に多く、あったとしても古そうな建物ばかり。
一休.comで見つけた「ホテルキーフォレスト」が理想でしたが、高すぎるとダンナに却下されたので、ある意味仕方なく選んだのがここ、「ホテル ハット・ウォールデン」。
とにかく虫がいないきれいな所という条件で探したのですが、見たところ悪くなさそう。というか、まるで外国のようなホテルで良さそう!胸が高鳴ります。
ドアを開けると大きなオルゴールが目に飛び込んできます。
それより驚くのが、フロントの右側に見える客室の廊下。
なにこれ!素敵!(大興奮)
チェックインを済ませたあと、萌木の村で使えるクーポン券をいただきました。
・・・よかった、チェックイン先に済ませて。
階段を降りて一番奥の部屋がわたしたちの部屋になります。
「カワセミ」。
一部屋一部屋名前も鳥の形も違うのです。
スタッフの女性に軽く説明を受けたあと、いつもの撮影タイム。
部屋は思ったより清潔で狭くも感じませんが、とにかく暑い。
たぶんですけど、本来ここはそういう場所ではないのでしょう。冷房が入っていないためてっきりまたエアコンがないのだと勘違いし落胆するわたし。
ひとまず近所のコンビニエンスストアで買ってきたスポーツドリンクで頭痛薬を飲む。
虫いっぴき発見。ダンナに殺してもらう。
虫は嫌だが、窓の外が緑って素晴らしい。
可愛い壁掛け時計は秒針がないので静か。
一応くつろぐスペースもあります。
やはり一番気になるのがバスルーム。
シャワーカーテンが半分までしか閉まらないが夫婦なので良しとする。
バスタブは短足なわたしには充分すぎる広さ。シャンプー類は大きいボトルに詰め替え式で用意されています。とても香りが良いのでチェックアウト時に訊いてみたら「TAMANOHADA」を使っているそう。
シャワー中虫が出たのでレインシャワーを呑気に使っている場合ではなく、出の良さはわかりませんが。それと風呂場の椅子は座ることが出来ないのでそれも使わず。
入浴中は眼鏡を外しているため、虫が必要以上にデカくて不気味な物体に見えてしまい恐ろしい。
洗面台から丸見えやんけって感じの造りではありますが、なかなか趣のある感じ。手を洗うたびなんとなくぬめぬめするのは、水のせいなのだろうか。
しかし絵になるデザインで素敵。
虫が怖いからわたしは出なかったけど、ベランダに出られるっぽい。
こういうの、都内の本屋にも置いてくれないかなあ。
ベッドには、清里開拓の父ポール・ラッシュにまつわる本や、このホテルの元となったH・D・ソロー著「森の生活」が並べられています。
パジャマやスリッパ、温かい飲み物等必要なものは充分揃っており、たくさん用意されたタオルはどれもふかふか。
冷蔵庫はありませんが、氷の入った水がポットに用意されていました。
写真を取り終えたら、早速萌木の村へ。
ホテルを出る前にラウンジを覗いてみる。
夜はbarになるらしく、こんなところでウィスキーとか飲んだら大人だなあ、なんて。まだまだ早いな。
ちょっとした絵画やステンドグラスが、
日常を忘れさせてくれるかのよう。
それでは1日目のメイン、萌木の村へ。
萌木の村では、ガーデニングショウでもお馴染みのポール・スミザーさんの手掛けた植栽が楽しめます。
すぐ近くには猫雑貨店が。
ここではフランス製の猫ポストカードを購入。
おや、うちの愛猫がこんなところに。
ポール・スミザーさんの庭は「その土地に合った植物を植えることが大切」という方針があるようなので、ということは、萌木の村の植物はこの場所に合った植物だということなんだな。
ふぁー、すばらしい。
まっぷる系雑誌でよく出てくる例のメリーゴーランド。
誰も乗ってないですが。
よく見たら猫だしっ。
こちらで土産物を購入。
レジにて蜂に遭遇。会計どころではない。そしてやはり暑い。
ほとんどの店には冷房が聞いておらず、ある店では「昨日は涼しかったのよ」と言っていた。
そして蜂が多いぞ。
蜂と闘いながらも写真を撮る、撮る。
あれですな。よく行く「ジョンソンタウン」を本格的にした感じの森です。
ちょうど洋裁に手を出していたわたしだったので、フランスのリボンとか花柄のクロスとか見ると半端なく興奮します。
この植物をよく見かけたけど、なんていう名前だろう。
いちいち良い。
オルゴールらしきものを発見。
ちなみにオルゴール博物館には行かず。
客室にあった雑誌で初めて知ったのだが、北杜市は日本一日照時間が長いらしい。
「ともにこの森」にも寄ってみる。ここでは並ばずにソフトクリームが食べられそう。
というか、どう考えても「ともに、この森」だと思うのだが、ダンナが「ともにこ、の森」と言い張るのでむかつく。と思って今調べてみたら、「ともに」と「にこ」(笑顔)を掛け合わせたネーミングだと知る。ではイントネーションはどうなんだ。
まだ時間が余っているが頭痛が治まらないので、ホテルに戻って夕食前にシャワーを浴びることに。
贅沢にディナーつきプランを予約してしまったのだが、隣接しているブルーパブレストラン「ROCK」でも十分楽しめそうで悔しいので、次回旅行に来るときには利用することにする。
ないと思い込んでいた冷房をダンナが付けたので、その後快適に過ごす。
このホテルは落ち着くけれど、証明が暗いのか陽が入らな過ぎるのか、長く居たい気持ちにはならないかもしれない。
外にでれば素敵な森が広がっているのだから、関係ないと言えば関係ないが。
レストランに行くには一度フロントに登って階段を降りて行く。
ウェイターが「エアコンが入っているのですが寒くないですか」と丁寧に訊ねてきたけど、やはり本来は・・・。
フルコースをいただく前に、せっかくなので酒を頼む。
わたしは白のグラスワインを注文すると、デラウェアの白ワインとソーヴィニヨンブランとこの「五味」の中から選ぶこととなり、こちらを選んでみました。
写真も撮りやすくしてもらい、なんとも有難いひととき。なのにこんなにブレブレの写真を撮っただなんてバレたら恥ずかしい。
乾杯とともにワインを嗜む。
今回のメニューに合うかと言ったら違うけど、グラスの重みと雰囲気だけでもう十分なのであります。
ダンナはビール。これはお隣「ROCK」でもいただけるらしい。
これもなかなか美味しいビール。
メニューは、
・帆立貝と野菜のグリル 2種類のオイルと川海老添え
・冷製コンソメスープ えんどう豆のブルーテとともに
・和牛ロース肉のステーキ 県産きのことトマトのソース じゃがいもとズッキーニのロースト
・パン2種
・本日のデザート
・コーヒーまたは紅茶
肉はもちろん野菜も新鮮で、なによりデザートの白桃が本当に美味しくて。
そして食事中に鳴るオルゴールの深い音に、現実の嫌なこととか嫌なこととか全部吹っ飛びました。一時的に。
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