京都旅行【5】~伏見稲荷大社の千本鳥居は過酷~
持ち歩いていたiPodTouchのヘルスケアデータによれば、1日目は23,316歩、距離でいうと13キロ以上歩いたことになっていた。そりゃあ交通機関を利用せずひとりでずっと歩いていたのだから、それくらいいってもおかしくない。
2日目は市バス・京都バス1日乗車券カードを利用したにもかかわらず、1日目よりも歩数が多かったのは何故でしょう。
客室のトイレで出し切るだけ出し、お腹もスッキリしたところでチェックアウトを済ます。わたしたちはこれから最寄りの神宮丸太町駅に向かいます。
雨がぱらついていて、わたしが被っていたダンナのおニューの帽子が濡れる。
初めて見る地方スーパーはロゴからしてロンドンの「テスコ」を彷彿させる。
電車に乗り、外国人率が高いことに驚く。
ていうか家族連れのチャイニーズがうるさい。目の前のベトナム系観光客は大人しく座っているのに。必ずと言ってよいほど中国人はファミリーで来ているのはなぜだろう。ちなみに韓国人は女性グループが多い気がする。
伏見稲荷駅、到着。
どこから湧いて出てきたのか、駅を出ると観光客で踏切まで混み合っている。
ダンナが「京都って今流行ってるの!?」とうるさい。どうやら人混みに不快感を抱いているうえ、すでに疲れきっている。わたしも前日13キロ歩いているので、軽く脛辺りが筋肉痛だけど。
とにかく人が多い!
「せっかく右手清めたのに柄杓持ったら口ゆすぐとき汚いじゃん」とダンナ。
めんどくせーヤツだな、もう。
なんにも知識ないため、この時はまだ鳥居は千本だと思っているわたしがひとり。
いや、わたしは歩きながら撮っているんですよ。
この場所は特に酷い。
インスタグラムにアップして「いいね」が欲しいと思しき人たちが、とにかく流れを無視して振り返って自撮り撮影している。そんなんばっかり。もちろん一部のアジア人ではあるが。
よく見ると芸能人の名前や、はたまたブラジルからの奉納もあったり。
まだ全然「平成」なんだけど、というダンナに、ということはまだまだ序の口ってことと気付き始めるわたしたち。
ひたすら歩き続けるわたしたち。
一体、どこまで・・・?
これもまたシュールな図(笑)。
この車が一体どの道から走ってきたのか謎。道なんてなかったが。
たまに「ペンキ塗りたて」のシールが貼ってある鳥居もあった。
小さい鳥居も発見。
これくらいなら庶民のわたしでも奉納できるんじゃない?
値段を見れば、一番安いものだと3,500円。まあ、しないけどさ。
けっこう歩いた。
トレンチコートを脱いでいるのは言うまでもなく、腕まくりしても汗だく状態。
半袖の格好をしている欧米人が羨ましい。
まだまだ続く千本鳥居。
スーツ姿のダンナの目が死んでいる。
境内案内図によると、わたしたちはまだ半分も歩いていないらしい。
「とりあえずミツ峯まで行こうか」とダンナが提案。
そういえば言っていた気がする・・・。
母の京都旅行の写真を見せてもらったとき、
「観光っていうか、軽く山登りだね」と。
霧が見えてきた。
この幻想的な風景は、あの自撮り族には見られないことよ。ははん。
登った者だけが見られる絶景がないと、やっていけん。
おっ、陽が差してきた。
今日は雨のち曇りの予報だったのに、さすが晴れ女(自画自賛)。
わーい、ここまで登ったぞー!
とにかく暑い!
ここでは皆おいしそうにソフトクリームを食べている。
冷たくて美味しそう・・・わたしも食べる!
「わたし、きなこ!」「オレ、ミックス♪」
いただきまーす。あーうまうま!
・・・あれ?小麦・・・粉。やばい、食べてしまった。
暑さでアイスクリームのことしか考えられなかったけど、よく見たら店には抹茶ドリンクやわらび餅もある。なのに小麦食品をなんの躊躇もなく食べてしまうって。
わたしのアホんだらー(泣)。そしてきなこでむせるわたし。
さて。行きますか。
「えっ?ここミツ峯じゃないの?(汗)じゃあもうここで引き返そうよ」と弱気なダンナのために、四ツ辻にて引き返す。
たしかにこれ以上歩いたら、もう観光どころじゃなくなりそうだし。
ずんずん降りていく。
ここまで来るとアジア系観光客より欧米人の方が多く見かける。
写真を撮るためにしゃがんでいた欧米の女性のために後ろで立ち止まっていたら「アリガトウ」と言われ、心がほんわかする。
欧米人は礼儀正しい人が多い気がする。
偏見は良くないけど、実際見聞きしたものだから偏見じゃないもんね。
縁結びのなにかだったのか、手を合わせて真剣に神頼みしている老婆が。
息子・・・だよね、きっと。
良い写真も撮れたことだし、早めに京都駅へ戻って新幹線のチケット取っとかないと帰れなくなるかも。
JR線で急いで京都駅へ戻ります。
直前に行きたくなったら、エクスぺディが良いと思う。
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