susieの旅ブログ

埼玉在住都内に勤める40代主婦の旅と本の記録。

宮崎・鹿児島旅行【5】忘れの里雅叙苑に宿泊

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九州南部エリアの良さそうな宿を探していると至る所で見かける「妙見石原荘」。
気になってネットで宿泊記を見てみると、今度は石原荘に宿泊している方がお決まりのように宿から眺める宿を見かけたのである。

それがここ、鹿児島県霧島市にある「忘れの里 雅叙」。



庶民にはお高い宿なので全く眼中に無かったのだが、候補に挙げていた石原荘が時期的に同じくらい高かったため、いっそランクを上げようということになった。
わあー贅沢。3泊目はショボイ所にしないとネ。


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JR隼人駅からタクシーに乗って10分ほどで到着。
ルレ・エ・シャトーの文字が光る。大雑把にいうとスゴイホテルに認定されてるということらしい。また「ななつ星」に指定されてる宿っぽい(石原荘も同様)。



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タクシーから降りるなり若い女性スタッフに案内され、フロントと思しき小屋へ。
簡単な説明を受けたあと、ずっと気にしていたのかダンナが帰りのバスの時間をスタッフに聞く。確かにこのエリアは交通が不便。ちなみにわたしのガラケーは繋がらない。スタッフがわかりやすい時刻表を取り出し、丁寧に説明してくれる。
この時間に乗れば、何時何分にこの電車に乗り、もしこの時間に乗ればこの電車にウンタラカンタラ・・・

「どうする?susieちゃん」
「後で決めようよ」

なにが楽しくて到着早々帰りの時間を考えにゃならんのだ。



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「ではこちらに」と次に案内されたのは、素朴でおしゃれな喫茶「不忘舎」。
薄々気づいてたけど・・・昨年1人で行った穂高養生園に似てる。
穂高養生園の至れり尽くせり苦しゅーないバージョンか。

ウェルカムアメニティとして出されたのは、フロントでも販売されていた”ごまざた”という黒糖のゴマ菓子とお汁粉と煎茶。
実は本来”ごまざた”の部分は緑色の美味しそうな和菓子なのだが、どうやら小麦粉が使用されているらしく、わたしにはこれが代用となったらしい。

窓辺に生けてある椿を眺めながらガツガツ食べていると、どこからか何かが流れる音がする。尋ねてみると、床暖に使用されている温泉の流れる音とのこと。ほほう。


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食べ終えたところで、いよいよわたしたちの部屋へ。



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おーぷーん!


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一部屋目。
古民家宿だけどテレビは完備。ついでに清浄機もフル回転。



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天井がけっこう高い。


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二部屋目。

待ってましたっ、コタツー♪♪

そんなん買えよって言われそうですが、収納場所がないので買えないのです。

嗚呼、夢にまで見た”ダーリンとオコタで2ショット♡”。
”助手席でダーリンとドライブデート♡”は一生叶いそうもないが(※近視が強すぎるため運転免許が取れない、とはダンナ談で、ただ単に取る気がないように見える)、オコタはついに実現。

そしてその奥は・・・


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露天風呂。
噂によると、日本の露店風呂付き客室はここが発祥らしい。

「あああの、・・・丸見えじゃないでしょうか??」
おずおずと尋ねてみるも「大丈夫です」との返事が返ってきた。
うーん。

うーん。


うーーーん?



まあ、いっか。

ちなみに向かいの白い建物が妙見石原荘。


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源泉掛け流し。


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ゆでダコになったらすぐにゴロンベッドも完備。
床は暖房入っていて、室内よりむしろ暖かい。



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流しは普通。アメニティは必要最低限あり。


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トイレは最新の、入ったら蓋が開き、勝手に流れたりまた閉めたくてもまた勝手に開いたりボタン間違えて便座が開き・・・ええい、ややこしいわい。



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舐め回すようにチェックした後、コタツに置かれた風呂敷を解いてみる。
中からオヤツでも出るのかと思いきや、茶器セットが。
そりゃまあ、さっき食べたしね。



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外の貸切風呂のチェックがてら、散策してみる。



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調理場は開放的で、漬物に使われる野菜が干してある。



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無農薬野菜が掛け流しの水で洗われてるところ。


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ご飯を炊いてるところ。


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噂には聞いていたが、ニワトリが二羽庭に・・・ええい、ややこしいわい。



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予約時は10室中2室しか埋まっていない様子だったものの、15時過ぎたあたりから中華な感じの人たちがわらわらやってくる。



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客室内も掛け流し温泉の流れる音がずっと聞こえてるけど、外も同じく常に水の流れる音が聞こえてる感じ。


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囲炉裏のところにレモン水と共に「おやつ」が入ってる籠発見。
中は鹿児島名物の黒糖ふくれ菓子。小麦使用なのでアウト(泣)。
座っていたら中国人宿泊客がチェックインに来ていたので、流れでダンナが籠のふたを開けて説明。


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宿を出て、妙見石原荘を冷やかしに。



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真向かいの道沿いには、石原荘の他にも温泉宿がある感じ。



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イカンジ~と思って写真を撮ってたら「よくそんなの撮れるね」とダンナ。
誰かが住んでいたであろう想像すれば不気味で撮る気が失せるものと、まるで人を奥行きのない人間みたいに言われたが、別になんとも思わなかったから奥行きもヘッタクレもないかもしれない。



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石原荘は側からだと何も見えず。戻る。




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作務衣に着替える。
裾が長すぎて短い足がさらに短くなってしまったかと思ったら、ダンナがMサイズを先に着ていた。ブッこ●す。

簡易的なタオルは常備されてるとのことで、「入浴中」の札とカメラだけ持って向かう。



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川の色が綺麗でてっきりダンナが喜んでると思ったら「susieちゃんに見せてもらった穂高川よりは綺麗じゃない」と言いだした。厳しいな。



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まずは建湯。
誰もいないことを確認。



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ワオ。またもや開放的な風呂ネ!
そして簡易的タオルとは、いわゆる粗品でもらったけど使わないから雑巾にするような薄いタオルだった。

気を取り直して、風呂に入る。すぐ出る。



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そもそも風呂好きではないわたしたちがどうして温泉宿にきたのか。
それは、今年は暖かいリゾートに行かない代わりに寒さ和らぐ九州南部で温泉にでも浸かろうという案からきている。

しかし寒さは和らいでいるため、「ふぁ~っあったけぇ~」みたいにはならなかったのであった。

参考までに、1月中旬のこの日の鹿児島はマフラー要らない暖かさ。
暑がり寄りの寒がり(?)のわたしにとっては、ヒートテック着ていればコートも要らない気がする。



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お次のラムネ湯。

ちょー開放的。


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開放的過ぎて裸体になるのを躊躇うが、「入浴中」の札を頼りに勇気を持って入ってみる。

ラムネ湯というだけあって、プチプチ感を楽しめる。
日本酒だったら最高にうまい。

これまた割とすぐに出る。



夕食の時間までまだ時間があったのでダーリンとオコタで2ショットを楽しむ。
しかし・・・しかし・・・図々しいかもしれないけど高級旅館だからこそ言わせてもらうと、アレルギー対応が乏しくて満足にオヤツを食べられなくて悲しいぞ。
と思ったら思い出した。

前日の青島神社で名物ういろうを購入していたんだった。


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賞味期限(汗)!?
すぐさま確認したら、ギリギリ間に合った。
本来青島ういろうは「本日中に召し上がりください」らしいので、要注意。
餅菓子は間違いなく美味い。

ダンナがいつの間にか寝ていたので、部屋にあった「孤独って素敵なこと」という本を読んでみる。
”子を愛する気持ちさえあれば孤独でも”
・・・孤独じゃないじゃん。以上がわたしの感想。



宮崎・鹿児島旅行【6】に続く。