宮崎・鹿児島旅行【4】宮崎の中心でマシュマロを焼く
旅先の朝は早い。
4時30分に目が覚め二度寝するが、6時前には起きる。
温泉案内の看板には6時台が一番混むと表示されていたが、手前の風呂の脱衣所を覗くと2人しかいなかった。
てことは誰もいないだろうなと思い、奥の風呂へ向かう。案の定、貸切状態。
風呂上がりに通路でまるまると太った猫を発見。
餌を「なんとなく」与えていると言っていたけど、清掃スタッフの後をずっとついてまわる様子から「相当」与えているとみた。
あー、そういえばうちの猫元気かなあ。
今までだったら旅行中ふと思い出したりすると会いたくて震えたりしてたけど、最近マジで猫たちが飯と電気ストーブ独占することしか考えてなくて寂しいとかなくなってきたな・・・。
アイツらもわたしがいなくてせいせいしていることだろうよ、どうせ。
朝風呂を楽しんだらお待ちかねの朝食会場「パインテラス」へ。
「美味しい」と事前に聞いていただけに期待大で臨んだ朝食。確かにバラエティー豊かで楽しいのだが、わたし的には和食が足りない気も。
なもんで食べられるものが少なかったのだが、昨夜同様サバが美味しかった。
それとお煮しめも味がしみてとても美味。
洋食中心に取り分けていたダンナは、九州パンケーキも味わう。
羨ましい。
宮崎へ来たからにはスルーできない郷土料理、冷や汁。
美味しかったけど、たぶん宮崎駅の定食で食べたほうが美味しいと思う。
しかし中国人が多い。
こんなところにも、と一瞬思ったが、よく考えてみたら東京よりもアクセスの良い宮崎に多いのは不思議なことではないのかも。
パインテラスではスイーツを楽しめなかったので、わたしはこちらでサツマイモのピクルスと柿をいただく。
紅茶またはコーヒーは、スタッフが注いでくれるシステムで嬉しい。
窓の南側に広大な広場のようなものが見える。
宮崎出身のブロ友さん曰く、その昔、ここには巨大な室内プールがあったそうで。
気になって調べると、世界最大規模のそれはそれは素晴らしい施設だったらしく、なんでも黒字になったことがないとか。
その痕があれなのか・・・。
こちらは北側。
旅行前は雨予報だったけど、なんとか晴れている。ヨシヨシ。
くだらない発表をさせて頂くと、実はわたくし先日『公認の晴れ女』になったばかりなのである。
誰でも適当に答えれば取得出来るなんてことない代物だが、いざ取ってしまうと責任を感じずにはいられない。
頼むから雨よ降らないでおくれ。
食事後一旦部屋へ戻り、昨夜書き終えた手紙を持ってレタールームへ。
まだオープン前だったが、わたしたちと似たような夫婦2人が静かに手紙を書いていた。
誰宛てに書いてるんだろうか。お互いに書いていたらとても微笑ましい。
未来の自分宛てに書いていたとしても、好感の持てる夫婦だ。友達になりたい。
手紙を投函したら外へ。
昨日は無計画だったせいで利用できなかった「焚き火のリビング」。
わたしは密かにここでマシュマロ焼くのを楽しみにしていたのだ。
たかがマシュマロ、されどマシュマロ・・・!
オープン10分前。よしっ誰もいないぞ。
はて?マシュマロはいずこ・・・?
とぼんやりしていたら、宮崎訛りの男性スタッフが火を起こしにやってきた。
「マシュマロはカフェから自由にお取りください」とのことでカフェへ。
中にはマシュマロ以外にも、フルーツの入ったデトックスウォーターと温かい珈琲も好き放題飲めるっぽい。
てか宮崎弁って、東北の訛りと似てる。なぜ??
こういう外国製のカラフルで固いマシュマロ、好きなんだよなー。
なんなら全部焼いて食べたい。
「雑誌に載ってるっぽく写真撮ってね」と指示した後、マシュマロを焼いてみる。
・・・マシュマロに火が付く(汗)。えっどうしたらいいの??ふーっふーっ!
結果、丸焦げに。スタッフの人に「それは焼きすぎです」と言われたような気がしたけど、何を隠そうわたしはコゲが好きなのだ。発がん性物質というワードを自分の辞書から捨て、いただきます♪
んまぁ~♡♡♡
なんていうの?あれだね、わたあめみたいだね♡
しばしのおやつタイムを満喫しながら、近くに置いてあった島田秀平の手相の本を読んでみる。
昨年占い師に「ドリーマー」だと吐き捨てられたわたしだが、他に何かもっと救いのある線はないのだろうか、と読み進めてみると・・・
ダンナに”よちよち幼児線”があるではないか。
人差し指の下に短いシワのような線、甘えんぼタイプ。よちよち幼児線とな!?よちよち幼児・・・っっ!!腹がよじれて死にそうになる。
さらには”注意が足りま線”まで発見。やー、手相って当たるねえ。
そんな笑いとは裏腹に、わたしにあるのは”悲しみのモノサシ線”や心が傷つきやすい”しわしわ線”などと言った面白くもない線ばかり。
こうなってくると”よちよち幼児線”が妙に魅力的に見えてくる。
気づいたら手相占いでものすごい時間食ってたので、そろそろと退出しようとしたらスタッフが2ショットを撮ってくれた。
一見怖い感じのスタッフだったけど、接客が星野リゾート並みだったな。
バスの時間がイマイチわからなく、女性スタッフに聞いてみる。
聞いてみてもよくわからなかったが、とにかくフロント前のバス停で待っていれば良さそうな感じ。
しかし・・・フェニックス・シーガイア・リゾートは思ったよりも数倍良く、1泊ではとても遊びきれないほど充実していた。またいつか来たい。
ここからバスで30分。宮崎駅に到着。
前日の予定では、食べ損ねた冷や汁定食を今ここで食べるはずだが、朝食をたらふく食べたため全く食べる気しない。
てな訳で、「平家の郷」で宮崎牛弁当を買って電車内で食べることに。
余った時間は駅近くのイオン系スーパーでお土産探し。
こちらでわたしは『千徳』という日本酒を購入、ダンナは「西日本にしかない!」と『カール チーズ味』を購入。よちよち幼児。
全くと言ってお腹は空いていないが。
ホカホカのうちに食べるべく、発車と同時に弁当をいただく。
うん、うまい!柔らかくて美味しい。サイコー。
もやし噛んでる音が異常に車内に響いてる、とダンナに指摘される。
そして、ダンナのカールのチーズ臭が車内を覆う。オエ・・(チーズ臭きらい)。
車窓からは幾度となく大根を干している様子を見ることができた。
そういや、よくスーパーで買ってる切り干し大根も宮崎県産だったなぁ。
いよいよ2日目の宿へ向かいます。