宮崎・鹿児島旅行【3】フェニックス・シーガイア・リゾートに宿泊
宮崎駅からバスで30分。だんだん近づいてくる高い建物・・・誰もが(2人だけ)口を揃えて言った「デカいホテル」。アレがソレなのか。宮崎県宮崎市に位置するこの一帯は地元でいう西武王国と同じ匂いがしないでもないが、案内標識にも出てくるくらい広く、緑に囲まれていて美しい。公式ホームページによると今年で25周年とのことで・・・おや?父が修学旅行でと言っていたはずだが計算が全く合わないぞ?これはもしや開けてはいけない箱を開けてしまったとか?妄想が膨らむ膨らむ。バスを降りると真っ先に駆け寄るベルガール。名前ひとつでわたしたちをクラブラウンジへ案内するところから、教育が行き届いていることがわかる。もしくは「あいつら遅くね?」という感じで名前が知れ渡ったか。そうなのです、今回はクラブフロアを予約したのです。こんなリゾートホテルでクラブフロアなんてカネモチと勘違いされないよう特筆しておくと、このホテルはとても安いのです。クラブラウンジ利用にしても、翌日の宿泊先の半分にも満たないほど。ラウンジのティータイムが残り20分だったため、紳士の配慮で客室案内の前に利用させてもらうことに。
クラブラウンジが初めてのダンナは子供のようにはしゃぐ。
ごめんなさいね、わたし先に大人の階段上ってしまったから驚きはないの、オホホ。
(過去記事「おふたりさまステイ in コンラッド東京」参照)
気が済んだら部屋を案内してもらう。部屋は40階。
けっこう広めのお部屋。
2年前にリニューアルされたらしく、デザインも今時でとてもきれい。
眺めも抜群!
地図で見ると海沿いじゃなかったので期待していなかったものの、これだけ高層階なら海沿いと眺めが変わらない。
宮崎の地形がわかるかってくらいの眺望で、ずっと見ていられる。
利用し損ねたが、ホテル内にピローギャラリーというのがあって、自分に合った枕を選ぶことができる。
スッキリとしたインテリア。
中にはちゃんとグラス類や茶器が揃っています。
湯呑は京都のブランド「sou・sou」のデザインでとても可愛い。
ミニバー内は全て無料。
内容は専用ラウンジにあるものと同じなので、わざわざここで飲むこともないけど。
バスルームにはシャワーブースも完備。
とは言っても温泉があるので使わなかったけど。
この充実した設備でこの価格は、かなりコスパが良い。
女性には嬉しい、ドクターシーラボのスキンケアセットも常備。
そして、翌日が誕生日だったわたしのためにプレゼントとメッセージカードがテーブルに置いてあり、感動。
「クラブフロア一同」、そうか、クラブフロア専用のスタッフなのか。
ふとダンナを見る。
・・・クラブフロア向きじゃないよね。別に悪口じゃないけど。
さて、一行は作務衣に着替えて温泉へ向かうことに。
ちなみに作務衣を着ているのはクラブフロアの宿泊者だけらしく、うろうろしていても一目瞭然。それとは別に違う色の作務衣を着ている中国人も見かけたが、もしかしたらワンランク上の宿泊者だったのだろうか?
温泉入口。
この先に2つの温泉があり、1つは近く、もう1つはけっこう歩く。
この日はやはり稼働率が少ないのかあまり宿泊者は見かけず、数人の中国人と韓国人を見かけたのみであり、まして遠い方の温泉はほぼ独り占め状態。
なもんで、露天風呂で軽く泳いでみたりしないでもなかったのだが、どこからかめちゃくちゃうるさい子供の声が聞こえたのが気になった。
お互い温泉を満喫してから、温泉近くの休憩所で待ち合わせ。
「なんかさー、韓国人の親子がかけ湯のところでお湯掛け合ってずっと遊んでんの。ホントうるさくてさーもー」
「うん、知ってる」
ホテルのプールがイルミネーションできれい。
その流れでホテル館内巡り。
しっとりと読書出来そうな大人空間。
上から眺めてみる。
1階のバーでは4回に分けて生演奏が流れていて、これまた大人空間♡
たまには大きいホテルもいいなぁ。
久しぶりにかなり良い気分味わえて、面白いこと全然言ってないけど許して。
ちょうどカクテルタイムの時間なので、再びラウンジへ。
何気にお昼満足に食べてないから腹ペコ。
美味しそうで食べられそうなものを次々と皿に乗せていく。
鯖のスモークがめっちゃ美味い。鰹のカルパッチョも美味い。
イーグルホークというシャルドネの白ワインと一緒にいただく。
ついでにモエシャンドンも飲み放題だったのでいただく。
んまい、んまいよー(泣)
しかしこんなところでお腹いっぱいにしては庶民丸出しなので、そろそろ夕飯を探しに行ってみる。
の前に、寄り道。(なかなかご飯にありつけない)
プールサイドにこたつ・・・!
いいね、こういうの好きだわ~♪
でもこれ勝手に入っていいのかな?タイでこういうの勝手に使って怒られたよね。
チェックインが早ければ、ロウソクに火を灯すことも出来たらしい。
ていうか、予約すればシーガイヤで色んなアクティビティを楽しめるはずなんだけど、予約はしないし来るのは遅いしで、何も出来なかったわたしたち。
ちょっともったいなかったかなぁ。
さて、ごはんごはん。
館内にはいくつかレストランがあり・・・庶民が食べられる金額に絞れば選択肢は少ない。
「米九でいいよね」「てかそれしかないね」
という感じで「九州の米とあて 米九」という店に入ることに。
「いらっしゃいませー」と好きな場所に通される。誰もいない。
一応聞いてみたが、正月はかなり忙しかったらしい。
せっかくなので、焼酎とやらを頼んでみようかのぅ。
白米は土鍋で炊いたヒノヒカリ。
道の駅フェニックスで諦めた油味噌を300円で追加注文し、2人で『美味しいご飯・料理長厳選の「あて」セット(味噌汁付)』をいただく。
オ・イ・シ・イ♡
「あて」の味付けが濃くなく、やはり日本酒よりも焼酎が合う感じ。
宮崎の陶芸家による器で目にも楽しく、至福のひとときを存分に味わう。
お腹いっぱいになったら、生演奏を遠くで聴きながら再びの館内散策。
すでにクローズされていた「風待ちテラス」をこっそりのぞくと、わたし好みの食に関する書籍がゾロリ。宮崎や九州に関する本もあって、時間があったらずっと読んでいたい。
全部食べられるっぽい。
その奥はくつろぎスペースになっていて、これまた誰もいないから座り放題。
そしてその奥にわたしが密かに期待していた秘密の部屋が。
ここは、なんと、手紙を書くためのレタールームなのである・・・!
こちらでは、大切な人へはもちろん未来の自分に手紙を宛てることができ、こちらで20年間補完されて届くそう。しかもすごいのは、送料は海外でも無料でサービスされることである。
あてのない手紙を出すこともできるらしく、そういうのはちょっと恥ずかしいわたしはプライベートの友人を思い浮かべてみたが、住所まで思い浮かべることは不可能だったので、iPod touchに記録している文通相手2人に送ることにした。
文通ファン・文具ファンには興奮間違いなしの、ゴービースタンプが豊富に揃っているのが嬉しい。
本棚にはわたしも持っている木下彩乃の「レターブック」やその他手紙にまつわる書籍が揃っていて、書くもよし、読むもよし、なんならここをわたしの部屋にしたいくらい入り浸りたい。
いろいろなことを忘れて、手紙を書くことに没頭するわたしたち。
ちなみに横にいるダンナはわたし宛に書いているのがチラリと見えてしまった。
あー、台無し。
しかし・・・いざ書くとなると、書くことないな(笑)。
手紙の返信じゃないとすると、「旅行行ってきました」という自慢話くらいしか出来ないではないか。
うーん、うーん・・・とりあえずスタンプぺたぺた推しておこう。
けっきょく書くことが思いつかなかったので、明日に持ち越すことに。
この時はクローズ時だったのでスタッフがいなかったが、オープン時に来ればパーカー等の万年筆を使ったりすることもできるっぽい。
そんなこんなで熱中しすぎたせいで、専用ラウンジのバータイムが気づいたら終わっていた。その後寄ろうと思っていたピローギャラリーも焚き火のリビングも終了。がーん。
余談だが、旅行から帰ってきて受け取ったダンナからの手紙に、不覚にも泣いてしまったわたしである。こういうの、苦手なんだよな・・ハハ。
宮崎・鹿児島旅行【4】に続く。