大阪旅行【3】グルテンフリーカレーと心斎橋
2日目、朝。
普段10時間くらい睡眠をとっているくせに、旅行中は大体早起きなわたし。
多分だけど、夕食時に普段より食べまくるため鉄分が充分に摂れてスッキリ起きられるのではないかという自論。
客室清掃で最もめんどくさい仕事と思われるネスプレッソマシーン洗浄・・・でも今回は客の立場なので使わせてもらう。
朝食は20階にあるレストランでのブッフェまたはクラブクラブラウンジでの食事になる。
宮崎のシーガイアでは両方とも利用させてもらったわたしたちだったけど、こちらではそのような手段は使いにくいと思われ、昨日のアレルギー対応の完璧さから既に用意してあったら申し訳ないのでクラブラウンジで摂ることに。
カウンターには朝食には充分な種類の食事が用意され、好物のおいなりさんをチョイス。
パンやちょっとしたスイーツも美味しそう。
食べられるのなら食べたい・・・。
それとは別にメニュー表からいくつかの食事をチョイスする。
わたしはどうしてもハッシュドポテトが食べたかったのだけど、メニュー表からどれがどんなものなのかが検討付かず、一応スタッフに聞いてみるもよくわからなかったので、ハッシュドポテトはやめてサツマイモのハッシュというものを選んでみた。
昨日と違いアレルギー対応は万全ではなく、ブッフェカウンターで中国人シェフが何が入っているかを(急遽?)丁寧に説明してくれ、パンが食べられないわたしのために(これまた急遽?)米粉パンを用意してくれた。
嬉しかったけど急遽感がすごくて、前日との対応の違いに少々戸惑う。
しかしさすがはホテルシェフ。
米粉パンは電子レンジとの相性が良いのだが、あまり温めすぎると餅のようになる。それを知ってかちょうど良い硬さにチンした後、しっかりオーブンで焼き目をつけて出してくれ・・・普段同じパンを食べているはずなのにとても美味しかった。
せっかくホテルの朝食なので、それっぽく勝手にアレンジ。
ダンナは朝からステーキ。とても美味しそう。
ブッフェで美味しそうなサンドイッチも。
まあ良い。
わたしの口は無性にハッシュドポテトを求めているのだから・・・!
やっと来た!と思ったわたしのサツマイモのハッシュ・・・
思ったのと全然違う・・・!!!(泣)
(泣)と打ってみたが、実際本当にちょっと泣いた。
サツマイモのハッシュがメインだからハッシュドポテトをやめておかゆにしたのに、これでは病院食のようじゃないか。しかも味噌汁も頼んだのに来ないのでスタッフに尋ねると「小麦が入っているので」と今更言われ・・
いや、味噌煮使われている小麦には絶対グルテン入ってないからいいんだよ、と言いたかったけど、そういうこといちいち言う客めんどくさいだろうとか頭で過ぎりながら、「大丈夫」とだけ言って持ってきてもらった。
これじゃあ今まで対応してもらったこと台無しみたいに思われるだろうなあ、そうじゃないんだけどなあ・・
などとウダウダ言ってたら、ダンナがスタッフにハッシュドポテトを再び注文してくれた。
こんな感じで、もやもやした朝食を終えた。
だけど一応言っておくと、スタッフの対応はあくまで一生懸命で、何かの手違いでこう言うことになってしまったのだと思っている。誰も悪くはない。
荷物をまとめ、同じくクラブフロアでチェックアウトを済まし、丁寧にお辞儀をしたままのスタッフを背に(実際は前に)エレベーターで下に降りる。
ホテルを出ると、昨日も催されていたギャラクシーのVR体験が既に始まっており、スタッフのお姉さんがめっちゃ声かけてくるので徐々に近づいていくと・・・
あれ??
よくみるとそのお姉さんはわたしの高校時代の部活友達だった。
「あ・・れ?Kさん(アダ名)??」「えっ、susie!?」
久しぶりすぎてわたしが結婚したことすら知らなかったかもしれなかったけど、ダンナの紹介なんかより興奮でキャーキャーしてたわたし。
わたしも童顔なので昔と変わっていないらしいが、彼女も元々大人っぽくて変わっていない。
大阪に来て半年になるという彼女に大阪のお薦めスポットを訊いてみると「大阪城の周辺の紅葉がきれい」と言われたけど、大阪城にいく予定はなかったため適当な返事をしておいた。
そんな流れでVR体験をすることに。
コネ?によりアンケートは軽く端折ってもらう。
VR体験が思いの外激しく、フラフラな状態で東梅田駅へ向かう。
ここから向かうのは、谷町駅付近にあるグルテンフリーのパンが売っている店。
地下鉄のトイレがみんなこんな感じ。
店に到着したは良いものの、グルテンフリーのパンなど売っていなかった・・・。
ネット情報は鵜呑みにしてはいけない。
仕方がないので、一番近いグルテンフリーの食事処を探すことに。
めちゃくちゃ低い信号。
たどり着いたのは、グルテンフリーなカレーが食べられるカフェ。
純喫茶のような店内にドキドキしながら入店、そして乳製品が使用されていないことを確認してカレーを注文。
ケーキもいくつかあったけど、そちらには卵が使われていたので断念する。
店内を見回すといたるところに動物のモチーフが。
ていうかピンク色したデカい鳥がいた。
「鳥がいたんですね」
というと
「犬もいるんです」
とオーナーさん。
仕切りの隙間から、これまたデカい犬を発見。
どちらもめちゃくちゃかわゆい。
こちらがグルテンフリーのカレー。
ご飯は玄米で、カレーは見た目よりもかなり辛かった。
場所柄外国人客が多いようで、この先卵や乳製品を抜いたメニューも考えたいとのこと。
これはまた来なくては。
食事を終えたわたしたちが向かうは、歩いて20分ほどで行けるとされる心斎橋。
グリコのアレを見たことがないダンナがあそこに行きたいんだと。
少し前にマツコの知らない世界で見た、珍しい信号を発見。
可愛いカフェも発見したけど、閉店していた。
信号待ちで発見した、妙に気になるキャラクター。
元気サイダー君て何?
よく見たら、見たことのない缶コーヒーも売っていたので買ってみる。
大阪発祥の何かかと思いきや、名古屋のものだった。
何かちょっと不気味だけど気になるデザイン。
元気サイダー君は三ツ矢サイダーとは一味違った甘さ。
自販機のサイダー君と顔が微妙に違うのが気になる・・・。
心斎橋に到着!
一気に外国人ていうか中国人観光客の割合が高くなる。
わたしは17年くらい前に幼馴染と行った以来の心斎橋。
そうそう、こんな道を歩いたんだわ。
グリコ、発見!!
知らぬ間にドンキホーテのガチャガチャした観覧車が出来ていたとは。
寄る時間はなかったがせっかく来たので、かに道楽前の土産屋で友人への土産を買うとする。
家に帰って17年前の写真と見比べたら、・・・グリコの来ている服が違う。
写真のグリコ(あの人の名前は何?)は、阪神タイガースのユニフォームを来ていたのだ。
どういうことだと調べてみたら、2003年の一時期だけ特別に阪神ユニフォームを着ていたらしい。てことは17年前じゃなくて16年前のちょうどその時に行ったのか。
グリコを見てダンナが気が済んだらしいので、そろそろ帰る方向に向かう。
途中大丸の地下に入って軽く散策・・・と思ったら、ななななんと、こんなところでグルテンフリーしかも卵も乳製品も不使用の串揚げを発見!
はじめ米粉パンが目に入ったので、ウヒョーとか言いながらレジに並んでいたら、看板に全て不使用と書いてある文字を見つけ・・
「えっこれ、全部不使用なんですか!?」
としっかり確認すると、持ち帰りはできないけれど全て不使用とのことで。
朝食と昼食たらふく食べて正直食い倒れそうだったけど、食べるっきゃないっしょ!
串揚げ3本セットを注文し、ダンナが道頓堀くくるでたこ焼きを買っている間店員さんとグルテンフリーの話で盛り上がる。
なぜグルテンフリーの店を出すことになったのか訊いてみたところ、元々普通の串揚げ屋をやっており、この度大丸地下に出店するにあたり何か違うコンセプトの串揚げをやってみたいとのことだった。この辺りは外国人も多く宗教上動物性食品を食べられない人も多かったこともあって、このような小麦卵乳不使用の串揚げ屋をやることになったのだと生き生きとしたスタッフが丁寧に教えてくれた。
そのスタッフに限らず、キッチンにいる方もレジの方も皆とても親切で、だから串揚げがめっちゃ美味しかった。
絶対また来る!
まじで食い倒れしそうな勢いで新幹線乗り場前の土産コーナーで色々購入し、新幹線に乗り込んだ。
帰りの車内で一杯やりたいところだったけど、そんなスペースは腹のどこを探してもなかった・・・。
くいだおれ大阪、万歳。
帰宅してからもお腹は空かなかったけど、一応買っておいた大坂巻は食べた。
空腹だったら死ぬほど美味しかったと思う。