高知旅行【4】オーベルジュ土佐山の夕食と朝食
しかも浴衣を着ている人はあまりいない・・・みんなお酒飲んだら眠くならんのかな?と余計な心配をしてみる。
さて。目の前には豪華な前菜の数々。
中でも美味しかったのはこのトマトジュース。
グラスの周りについている”いごてつの天日塩”が甘塩っぱくて、フルーツトマトの甘みとすごく合う。
”いごてつ”とは土佐佐賀のいごっそう浜田哲男が作った天日塩のことらしく、そもそも”いごっそう”がわからず調べてみると「快男児」「酒豪」「頑固で気骨のある男」を意味する土佐弁らしい。ウィキペディアに「日本三大頑固」のひとつと書かれていたのがちょっとウケる。わたしも仲間に入れてもらおうかの。
とにかく”いごてつの天日塩”が美味しかったので、土産用に購入。
季節のお野菜ともち鰹藁焼き田舎たたき土佐ゆずポン酢。
右から、もんちゃんのブルーベリー羊羹、もちきび、本来はトウゴロウイワシ南蛮漬けのところアレルギー対応によりクラゲの酢の物、土佐チャンバラ貝の磯煮、芋茎炒め煮。
もちきびって初めて食べたけどトウモロコシみたいで美味しい。
お酒は日本酒3種飲み比べを注文。
左から、わたしの大好きな仙頭酒造しらぎく、西岡酒造久礼、無手無冠酒造鬼辛。
やっぱりしらぎくは好みの味で、高知らしい旨味が凝縮された飲みやすい日本酒。
久礼は今まで飲んできた高知とは違って、水に近い感じの軽いお酒だった感じ。
鬼辛は樽酒のような濃さで、上級者でないとグビッと飲めない感じ。
こちらは美重子さんちのムラサキ芋とフォアグラ茶巾蒸し銀餡掛け。
・・・のアレルギー対応で卵なしバージョン。
「フォアグラ」は「美重子さんち」に掛かっていない・・よね、まさか。
アレルギー対応がどちらかがわかるようにしてあると思われる葉っぱ。
「メニューにはないのですが」というお決まりの、シェフ気まぐれ一品。
あゆの塩焼き。
海老天ぷら紫蘇の香り山菜天ぷら盛り合わせ。
米粉で代用された天ぷらはすっかりわたしの大好物に。
サクサクというよりカリカリしていてそれはそれで美味しい。
すがすがハーブス土佐山の香りという歯磨きした後のようなハーブティーでお口直しした後は、今夜のメインディッシュ土佐黒毛和牛の赤ワインブレゼデミグラスソースをいただく。
ホロホロと口の中でとろけるよう。
美味しいけど、魚の方が美味しかったな。年かな・・。
土佐山のはでがけ米ほかほか御飯にキミガイイ土佐ジロー卵 卵がけ御飯 特製のお醤油と共に。
打ってて思うんだけど、メニュー名って面白いよね。
ほかほか御飯なんて言われるとワクワクするし、キミガイイって何だろうと思ったら「黄身が良い」と掛けてるらしくて、まあよく考えるなあと(笑)。
わたしも夕飯出すとき「ほかほか御飯でございます」とか言って出してみようかな。
デザートはわらびもち。ダンナは土佐ジローの何かを食べてた。
食事は残すことなく美味しく頂いたのだけど、印象に残っているのはこのお茶。
この日は4時起きだったから早めにベッドに入ったものの・・・
大雨の影響なのか日頃からこんな感じなのか、とにかく近くの川の音がゴーゴーゴーゴーうるさくて、うるさいだけじゃなくて川に飲み込まれるような恐怖すらあって・・・
多分寝たの3時間ぐらい。
全然寝た感じしないけど、せっかくなのでお風呂に入る午前6時。
宿泊客が少なさそうにも関わらず、夜は何人かの人と重なってしまい入れなかった露天風呂。
朝は誰もいなかったので貸切状態で入れる。
”敢えて”部屋には置いていないテレビも、ここの休憩所には完備。
お風呂は宿泊者じゃなくても入れるので、休憩スペースも広々。
新聞を読んでいたら高知らしい発見が。
「譲ってください すしおけ」。
部屋に戻ってメイクをし、8時半朝食。
癒されるラインナップ。
ベーコンエッグを蒸し野菜に変えてくれたんですが、これをゴマだれにつけて食べるのめっちゃ美味しかった。
鯵も自分で網焼きに。
茶碗蒸しは豆腐に変更。
素材の味を生かした美味しい食事。
土砂降りじゃなかったら最高だったなー。
この日も凄かったんですわ、雨が(汗)。
さすがに公認晴れ女も高知ではお手上げですわ。
ヴィラは一見隠れ家的で良いんですけど、こんなに土砂降りだとレストランとか風呂とかの行き来がマジで面倒なので、雨の日に行こうとしている人は考え直した方がいいかもしれません。
夜とか懐中電灯持ってないと暗すぎるし、結構距離あるから大変。
こいつだよ、夜うるさかったのは!!(怒)
何度も川に溺れるところ想像しては、どうやって助かろうか悩んでしまったわい。
ちょっと川が怖くなった。
でもこの川や雨のおかげで美しい棚田や美味しいお酒があるのだと思うと・・
うーむ。
そんなことを考えながら10時、チェックアウトを済ませ、行きと同じおじさんの運転で高知駅までレッツゴー。