伊勢志摩旅行【1】6時間半かけて賢島「汀渚ばさら邸」へ
9月18日、早起きして雨が止んでいることを確認し、宿を予約しました。
なぜなら前日は台風で大雨。
1日ずらして予約することもできたけど、旅行の翌日に出勤というのは絶対に嫌。
朝起きて晴れているかもわからない、まして晴れていたとしても宿が満室になってしまうこともあり得る状態で、スヤスヤ眠ることはダンナにとって不可能だったようで、振り回してちょっとだけ悪いと思っているわたしです。ちょっとだけね。
てなわけで向かった先は三重県。
宿を予約したあと急いで荷造りをし、8時半過ぎに出発。
東京駅でたまたまやっていたKITTEのメッセージフェスタで若干時間を取られたものの新幹線のチケットも無事取ることができ、名古屋まで向かいました。
ただ・・・名古屋からが遠かった。
変な話、富良野行くより2倍は時間がかかる気がする。
ダンナの理想としては、早朝に出発して、1日目に伊勢神宮へ行きたかったらしいけど、そんなんじゃ全くゆとりがないと思われる。
四日市駅を通り過ぎる。
「よっかいちって聞いたことあるけどなんだっけ?」とダンナに聞いたら「公害で習ったでしょ」と言われる。
今考えると小学校で習った数少ないタメになる勉強だったな。
公害の街から公害の街へ。(どんな自虐だ)
ていうかもうダイオキシン大丈夫なのかいな・・・?
15時15分、やっと賢島駅に到着。
マジで日が暮れ始めている。
駅には昨年の伊勢志摩サミットの写真が飾っている。
サミットが行われる前は、どんな風にアピールしてきた街なんだろう。
実は伊勢志摩ってよく知らなかったわたし。
間違えて逆の出口へ出る。
めちゃくちゃ閑散としていて、祝日なのに地元の人しか見当たらない。
早速真珠の店を発見。
ここでクルージングができるらしい。
係のおじさんが一応立っていたが、特に声をかけられることもなく。
前回の旅行も今回の旅行も実は「宮城へ行こう」という一言から始まっているが、言ったことないけど宮城の松島っぽい気がする。(超適当)
すごいなー、今こんなところにいるのか。
伊勢志摩のところどころで見かけたこれ、なんだろう?
と思って今調べたら、伊勢地方ではしめ縄を年中飾っておく風習があるらしい。
出口を間違えたことに気づいて、引き返す。
反対口にはタクシーやシャトルバスが並び、わたしたちの予約した宿も電話一本で送迎してもらえるらしかったが、電車で座り疲れたのもあって歩いて向かうことにした。
※この記事を見て向かおうとしている方がいたら、絶対電話してください。歩くと30分かかるので(爆)。
何もない道を道なりに歩いて行くと、賢島大橋という橋が出てきました。
リアス式海岸っていうのも中学校で習った気がするけど、複雑な雲の形みたいでとても美しいものなのだな。
歩いた者だけが撮れる絶景。
わたしたち以外にもこの場所を知っていると思われるカメラ小僧がひとりいた。
本当に何もない道を道なりにズンズン歩いてく。
「ミゾに注意」と大きく書かれた看板から、溝に落ちてしまう人がいることが窺える。
というか去年だか一昨年だったか、ダンナが自転車で、しかもわたしの目の前で、溝にハマって転んだので、ダンナに厳しく注意する。
そのミゾから突如カニが現る!
なんでこんなところにカニが・・・?
よくわからないが、ミゾに注意と告げて去ろうか。
リゾートホテルが出てくる。
わたしたちの泊まる宿はいずこ・・・?
西日がキラキラと差し込むのを見て、ダンナがハレルヤを歌い出した。
ダンナの死のイメージは、ハレルヤが流れて天使とともに天に召されるイメージらしい。
どんだけ美しいんだ?(笑)
死ぬのが全然怖くなくなりそうだね。
そんな話をしていたら、着きました。
今回も宿を決めるときに色々迷って、本当はサミットで利用された志摩観光ホテルベイスイートが良かったんだけど、夕食付きだととても出せる金額ではなかったのでここに決めました。
でも伊勢志摩には良さそうな宿が多くて、本当に迷うというか。
当日予約で迷っている時間など全くないのだが。
来ちゃったよ、ばさら邸。
30分かけて歩いて来たので、予約の16時はすでに過ぎており、スタッフのお姉さんが入り口で待っておりました。
「歩いて来られたんですか?」と驚かれた様子。
そりゃそうでしょう。
駐車場を見渡せば、高級車がずらりと並んでいますから。
パンツの裾に葉っぱをつけたわたしたちはアイコンタクトを送り合う。
「え?場違い(汗)??」
時間的に誰もいない。(当たり前)
ウェルカムアメニティーはこの暑い日差しにふさわしく、冷たい最中アイス。
ばさら邸オリジナルのものらしい。
乳製品は一切食べていないわたしも、この時は我慢できずいただきました。
美味しかったけど食べちゃって大丈夫かなわたしのカラダって心配も勝って、ちゃんと味わえなかった。
チェックインを済まして部屋の案内を受ける。
予約の時点で「灯の棟」と「空の棟」それぞれ1室ずつしか空いていなく、わたしたちは灯より値段の高い空を選んだけど、見たところ全部埋まっている感じ。
角部屋です。
インターネットで見た写真の感じよりもとても明るい。
何より天井が高い。
10周年というわりにとてもキレイ。
美顔器のようなスチームの使い道がいまいちわからなかったけど、こういうものが置いてあるということに余裕を感じる。
外の露天風呂の水面の光が反射して、ずっとゆらゆらしているのが癒される。
インパクト大の赤いソファーは、センス云々は置いといて座り心地がとても良い。
バスルームはアメニティーもタオルも充分揃っています。
なのに、メイク落としに気づかずフロントに依頼したわたし。
まず旅行当日に荷造りした結果忘れ物をした自分を責めなければならない。
一応シャワーブースにあるものとは別にアメニティが用意されています。
真珠入りと書いてあったけど、エラバシェというフランス製(日本製って書いてあった。フランスのブランドだけど)のものらしい。
部屋の露天風呂。
チェックイン時に貸切露天風呂を予約してしまったので、食後か翌日に入ることにする。
ばさら邸の貸切露天風呂は3種類あるのですが、わたしたちはチェックインが遅かったためすでに予約され尽くしており、夕食を遅めにずらして特別(?)18時に好きなところを予約できるよう提案され、露天風呂より正直ラウンジでゆっくりしたり写真撮ったりしたかったわたしには都合が良かったので、露天風呂はダンナに決めてもらい、お風呂まで館内をうろつくことに。
ちなみに、部屋の真下はこんな感じ。
ちょうどわたしたちの部屋はダイニング「魚(さかなへん)」の上らしい。
眺望は良いとは言えないけど、充実した施設が揃っていて、そうそう外を眺める時間は持てないかと(笑)。
7月の10周年を迎えた日からこれまで、この部屋に泊まった宿泊客がメッセージを残すことができるらしく、書き込む前に一通り眺める。
「大切な女性と今日という日を楽しみに楽しみに、
小学生の遠足の日を待ち遠しく思えるくらい、楽しみで眠れなかったこの一週間。」
あら素敵ね、などと思いながら読み進めていったら、衝撃の事実が。
前日に別れを告げられたらしい。
なんだか他人事のようにあしらえない文面に、思わず釘付け。
「僕は何一つ動じません。
何かが終わる時は何かが始まるとき。
10年後、見ててください。」
この人、一人でこの部屋に泊まったのだろうか?
別れというネガティブなものを前向きに捉える感じは、ダンナがハレルヤを歌うのと同じかな。
わかんないけど、この人には幸せになってほしい。
話を元に戻して。
浴衣と作務衣が男女1枚ずつ。
見たところ作務衣率が高かったが、唯一ギャルギャルしていた若いカップルは浴衣を着ていたような。
わたしたちはギャルギャルしていないので作務衣をチョイス。
入り口は十分な広さがある。
虫さんたちが入ってきたら呼んでね的な注意書きも有り。
冷蔵庫のお茶とミネラルウォーターは無料。
その他のドリンクも良心的な値段。
三重らしく、日本酒は義左衛門。
水は熊野古道の水。
コーヒーマシーンもあって、カプセルも充実。だったと思う。
何気に感動したのはトイレ。
トイレットペーパーが柄付きで、トイレ内がお香の良い香り。
伊勢志摩を観光していて思ったのは、このあたりのトイレは自動で蓋が開くものが多い気がする。
潔癖な県民性でもあるのかいな?
次へ続く。
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