susieの旅ブログ

埼玉在住都内に勤める40代主婦の旅と本の記録。

晴読雨読、2018年に読んだ本まとめ。

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こんばんは。ケークサレ作りばかりして4キロ近く太ったsusieでございます。
久々の50キロ台・・・今年無理して買ったSサイズのスカートのファスナーが閉まらないので、メルカリで売ろうかと思います。

さて。今年はやたら本を読みました。そして読んだらすぐにメルカリへ・・。
そんな訳なので手元に残っているのは少なく、残ったものの一部を紹介したいと思います。




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会社で秘書をするチエ子さんと家で靴の修理をするサクちゃんは、仲良し夫婦。生まれも育ちも性格も違う夫婦は、お互いを大切に思いながら日々を過ごして-ーー。心温まるコミック。

・・・今年読んだ本を紹介するつもりだったけど、もしかしたらこれは去年読んだものだったかも(汗)。まあいいや。益田ミリの本は結構読んでいるわたしですが、その中でダントツ一番好きなのが”チエ子さんシリーズ”。結婚10年目のカップルの話だから共感できるところがいっぱいあるのは当然なんですけれども、共感ていうか、どこかでわたしたちのこと見てます!?って思うくらい同じ生活してるんですチエ子さんが(笑)なのでダンナにも見せたりして、ああウチと同じだねーなんて言いながら読んでました。特にサクちゃん(チエ子さんの夫)が死んだ時のこと考えて悲しむチエ子さんとか、それに対して楽観的なサクちゃんとか、まるっきりわたしたち夫婦と一緒なのが笑える、いや、むしろ泣きます。益田ミリの描くOL女子はちょっと意地悪なところがあったりするものの、チエ子さんに限ってはあまりそういう面が見られないのも好きなところ。



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細かな出来事を全てことばにする妻に、まとめて話ができないのか、と眉間にしわを寄せる夫。しかし、男性に比べ、女性は感じたことが即ことばに上る脳の仕組みを持っている。これは、家事や子育てをこなすために欠かせない能力なのだ。そんな違いを理解できれば、ときめきの時代を過ぎた夫婦も、お互いが愛しく思えてくるもの。脳科学とことばの研究者がパートナーたちへ贈る応援エッセイ。

夫婦繋がりで次に紹介するのは、「夫心と妻心は、なぜこうも相容れないのか」というサブタイトルの付いた脳科学の本。決してわたしたち夫婦が相容れないのではあえりません。わたしの母親が会うたびに父親の悪口を言うんで、どういうことなのか気になっただけなのです。とはいえど、わたしにも思い当たる節がないわけではありません。ただ、心底分かり合えないと思う瞬間、これは男だからこうなのか、それともコイツの性格がアレだからなのか判別付かないだけで(汗)。多くの人間が同じ人をずっとパートナーとして付き合っているだけに他人と比べることができない問題だけど、女性が男性にムカつく時というのは大抵がお互いの脳の仕組みの違いなのでしょう。この本はどちらか片方が読んでもちょっと解決しないかも。じゃあ夫側が読んでくれるかっていうと・・・それは男性脳の関係で上手くいかないかもしれませんけど。



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自分から背追い込んだ「女」も社会が求めてくる「女」も重すぎないか?
女友達・嫁姑・お局・SNSマウンティング・・・こりかたまった心と頭を武装解除する!

女ばかりの職場で働いていたため、こういうのを読まずにやっていられませんでした(笑)。男度が強い男性もですが、女度の高い女性がかなり苦手です。女性性が強いというのは要するに本能的なのだと思うんです。だから著者の「女ボスゴリラ」なんて言う表現の仕方(ちなみにこれは「サバサバ系女子」のこと)に妙に納得。マウンティングなんて言葉もすっかり浸透していますが、世の中随分野生的だななんて思ったりするのはわたしだけではないんじゃないでしょうか。ちなみにわたしは「自分探し系」かと自己分析してみたのですがいかがでしょうか。自分探し系・・サブカル系・意識高い系の先にある姿、今の私は本当の私じゃないと思い小説を書く、旅に出るなど「どこかにいる私」を追い求める、仕事はお金じゃない、やりがいだと言い、「人を幸せにしたい」からと仕事を選ぶ・・・あ、そもそも働いてもいないんでした。



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友だちは何よりも大切。でも、なぜこんなに友だちとの関係で傷つき、悩むのだろう。人と人との距離感覚をみがいて、上手に〈つながり〉を築けるようになるための本。

毎回便箋10枚以上を使ってやりとりしている文通相手から聞いて、濃厚な返事を書くために読んでみた一冊。その方とよく「友達について」を語るのですが、わたしは同調圧力を無視できるタチで「友達はたくさんいた方がいい」は幻想でしかないことをよく知っていたけど、信用できる人間はかなり限られており、数少ない友人にしがみ付いているところにおいては似たような感情を持っているので、共感できなくはなかったです。恋愛もお金も同じことかもしれないけど、「欲しい」としがみ付くだけ逃げていく気がするよね(遠い目)。読んで面白いと思ったのは、「うざい」「ムカツク」などのコミュニケーション阻害語が人間関係を浅くしているという考え。何気なく使っている流行り言葉によって真意を隠しているというのは絶対あると思う。「うざい」という言葉はわたしが小学6年生あたりに流行りだして、当時一緒に下校していた子から初めて聞いた時のことを未だによく覚えています。あの時の違和感によって、以後自分は使うまいと心に決めたのでした。



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「正社員にならねば」「結婚しなければ」「老後に備えなければ」・・・
「こうあらねば」が人を追い詰めている。生きるのが苦しいときは、世間の価値観や周りの意見にとらわれずに、自分の好きなものに立ち返るといい。仕事や家族やお金に頼らず、社会の中に自分の居場所を見つけ、そこそこ幸せに生きる方法を、京大卒のニートが提唱。

この本を買った当時、確かわたしは「働きたくない」と「好きなことをしたい」一心でこの手の本を読み漁ったように記憶しています。最近は「働かなくても生きていける」系の本が溢れていますが、本当に働かなくても生きていけるのでしょうか。多分食べてはいけるのでしょう。そこでまた別の新たな問題が発生するんだと思うんですが。実はこの本は半分読んで辞めてしまいました。確かに世間の価値観に縛られずに好きなように生きていくことは大切だと思うけど、この人の場合、人間関係に恵まれている。こんな風に助けてくれる人がいない場合、絶対「友人を作らねば」が生まれてしまうのでは・・・。全てを欲張るのは自分を追い込んでるだけだと思うけど、何らかは犠牲にしないと生きていけない部分ってあるんじゃないかなあ。ちょっと言葉にしにくいのだけど、しっくりこないのは、こういう類の話って男性にしか通用しないんじゃないかって思うのです。だって女社会にはメスゴリラがいるんですから。



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私であれば、このように対処します。10~60代の友だちづきあいの疑問に、具体的な処方箋がいっぱい。他人との距離の取り方、どのように振る舞えばよいかの「基本のキ」を親身に正直に語ります。多くの困難を生きて、人々の声に耳を傾けてきた著者による36の心を込めた名回答。

これも前述のように、一部の人間にしか通用しない系です。これはもっとも著者が先に忠告しているので仕方ないんですが、友達がいないと悩んでる人に友達たくさんいる人が語れることってあまりないような気がする。別に友達が多い人は努力して多くしたわけじゃないと思うし、友達少ない人は多くなることはないと思うというのがわたしの持論なので、こういう悩みは似たようなタイプに聞いてもらうのが一番かと。メルカリで売ってもいいんだけど、ふといつか読み返したとき違う受け取り方できるんじゃないかって希望もなくはなかったりして、ちょっとまだ手放すのは惜しい。




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日本中の老若男女のあらゆる悩み89連発に日本一のテキトー男が快刀乱麻の大回答!秘蔵写真をあしらったポエム、エッセイ、高田純次流・直筆人生訓もちりばめられ「笑っていつの間にか救われる究極の癒し本」とファンに噂された(らしい)幻の名著、ここに復活!

吉本ばななに悩みを相談したら、お次は高田純次。わたし的にはこちらの方が解決できると思ってます。古本屋で立ち読みしてたら笑いが堪えきれなくなって、だいぶ吹き出してしまったんですけど、笑ってたらいつの間にか悩みがというような単純な解決策ではないです。テキトーを自負している彼にこんなこと言うのは失礼に当たるかもしれないけど言っちゃうと、「悩みたくなかったらこうすればいいよ、そしたら絶対解決するよ?でもキミ多分やらないでしょ?自分でそれを選んでるってことだよ」と気づかせてる節があるんです。まさに自己責任論。それをユーモアに伝える才能、すごいなあと思いながら読みました。全然テキトーじゃない。



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お金の流れを呼び寄せる 頭のいいお金の使い方  午堂登紀雄

33歳で資産3億円をつくった人に学ぶ「生きたお金」を使う技術。「相手を儲けさせれば自分も儲かる」「20代は貯金をしてはいけない」「気持ちよくオゴり、気持ちよくオゴられる」・・「消費」を「投資」へと変える!

コンビニで読んで「収入の範囲内で生活する発想をやめる」という名言に惹かれ、その後メルカリで安く購入した本。えっすでにダメ(汗)?お金に関して常に不安を持っているので、こういうの読むと「大丈夫かも」と安心できます。それでいいのかは別として。なぜ不安を感じやすいかというと、わたし自身本来浪費家寄りだからなんだと思います。もう、好きなことや好きなものにパーッとお金を使いたい!いいじゃん人生楽しければって本当は思っているのだけど、それで老後もやっていける自信は皆無だし、そもそも働いてくれてる夫がめちゃくちゃケチなタイプなので、パーッと使えない。でも、パーッと使って「楽しかった~!」の先に次のステージが待っているような気がしてならないの。それは確信じゃないから誰かに背中を押してもらいたい。そんな時に読むと元気が出る本。一流の人の考え方とかお金の使い方とかが自分の価値観とピッタリといつも思うのに、一向に一流になる気配がないのはやっぱり行動力がゼロだからでしょうか。あー働きたくない。




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身近な料理についての「調理科学の不思議」は面白く人気のテーマ。本書では、食品の成分の特性や変化について、わかりやすく解説。調理には、ひと手、ひと手に理由があり、理解すると失敗がなく、応用が効く。この本で誰のレシピでもない、自分の好きな味、自分自身が本当に美味しいと思う料理を作ることができる、料理好き必読書。

常々料理は実験だと豪語し、レシピを無視しながら料理してきたわたしでしたが(過去記事「何故料理が下手くそなのかがわかった。」参照)、この本では「水から煮た時」「熱湯から煮た時」の比較など、まさに実験結果を出しつつ料理の基本がいかに重要なのかをわからせてくれます。これを読んでからというものの、レシピ本を買ってはその通りに(いや、ちょっとだけアレンジして)作るのが楽しくて楽しくて、すっかり料理好きになりました。家庭的なあたしアピールではありません。楽しい時は昼食作りからずっと夕飯作りまでキッチンにいる程です。そもそも食べるのが好きなので、料理が好きになることは必然だったかもしれません。やっぱり自分の手作りって美味しい。少しくらい太ったってどったことないやい・・・。




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肉や牛乳、志望の過剰摂取で生活習慣病が急増、スポーツ選手の怪我や故障も目立ち始めた。玄米や野菜、イモ類、豆類、海藻類中心の食生活で、体内の炎症を抑え、解毒能力を高める。予防医学の知恵。これまでの栄養学は間違っている!ダイエットだけでなく身体の解毒効果の高い、山田式〈断食〉法も紹介。免疫力増強、内臓機能回復、体質改善、細胞を活性化すれば長生きする身体になれる!

何気なく立ち読みしていたら、なんと我が地元西武ライオンズの栄養指導をかつてしていたらしく、それによって優勝に導いたとのことで、即買いの一冊です。栄養学は皆なんとなく知っているけど、「カルシウムだけたくさんとっても意味がない」とか、栄養素同士の関係まで考えている人は少ないのではないでしょうか。考えないにしてもバランスが大事というのは一般常識ですが、この本は9年も前に出ているので、日本はまだまだ遅れているなあという実感です。



ある日突然めまいに襲われ、訪れた「漢方薬局」。ここから漢方薬を飲むだけでは終わらない、我慢と忍耐の暮らしが始まる。お菓子禁止、体を冷やさない、水分を摂りすぎない、趣味は一日ひとつなど、約6年にわたる体質と意識改善の様子を丁寧に綴ったエッセイ。

著者とはかなり歳が離れていますが、似たような生活を送っていそうだったので興味を持ち買ってみました。結果この本の影響をけっこう受けました。もう冷たいものを好んで飲まなくなったし、水分も飲みたくないときは全く飲まなくなった。ただ趣味は1日ひとつってのはすっかり忘れて、やりたい放題やってますが。目を使わないイコール死んだも同然みたいな意識はなかなか改善しないんですけどどうしたらいいでしょう。こんな風に些細なこと聞いてくれて「あれしたらいい」「これしたらいい」って言ってくれる薬剤師さんいたらいいだろうなあ。



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わたしたち人間の健康を支える土台となる、血流。しかし、血流が足りず、様々な不調を抱えている人が少なくありません。
漢方でいう「血」とは、血液のことだけをさすのではなく、栄養やホルモンをも含む概念です。だから、血が足りていないというのは、同時に栄養やホルモンも足りず、血の質が悪くなっているということ。そして、そもそも血が足りていないために、血の流れである血流も悪く、足りなくなってしまっているということです。でも大丈夫です。この血の質、量、そして流れのすべては、わたしたちが食べたものに左右されています。もっというと、私たちの体を支える大事な血流は、わたしたちが口にしたものでしかつくることができません。つまり裏を返せば、食を見直していくと、いくらでも血流は改善できるということなのです。血流を質も量もたっぷりに整え、そして幸せに生きていくために何を食べるか、どのように食べるかーー。
20万部を突破したベストセラー「血流がすべて解決する」の著書であり、出雲大社の表参道で90年以上続く漢方薬局の4代目である堀江昭佳さんが、本書でやさしく、わかりやすく解説していきます。

ゆるい生活に続き漢方絡みの本です。結論を言ってしまうと、これも腸内環境改善を推している系です。読んだ時面白かったと思った記憶があったのにだいぶ忘れてしまったので読み返したら・・・断食・・食べすぎだ・・デブ・・・。人間て不思議なものです。その時その時で感じ方がだいぶ変わるのですから。あーあ、食べすぎかあ。どうしたら食べなくなるのかって本も今年数冊読んだのに、学ばねーな、私。とにかく食い過ぎるなデブ、食い過ぎなければ健康になれる、ですって。良書です。