susieの旅ブログ

埼玉在住都内に勤める40代主婦の旅と本の記録。

滋賀旅行【1】比叡山延暦寺・日吉大社で厄祓い

12月のシフトを制作して持って帰ってきたダンナが、「ここ2連休取ったから旅行行こうよ」と言い出しました。
えっ、どこに・・・?
「大阪行きたい」
いつもだったら「ふーん」とか言いながら気持ちの準備をするのだが、この時はどうしてもダンナの意見に従いたくなかった。
なぜなら、何度か行ったことのある大阪よりも行きたい所がたくさんあるからだ!綿密に予定を立てた岡山旅行はどうなったのだ!?高知日本酒巡りは!?行ったことのない場所を差し置いてなぜに粉モノ天国へ行かにゃならんのだ!?
たしかにわたしはどこに行っても楽しいし、頑なな意見があるわけではない。だからと言って常にダンナの言い成りになるのはぜっっっったいに嫌。

ちゅーわけで。


滋賀、奈良のどちらかにしましょう。


早速京都までの新幹線チケットを購入。
旅行日前日まで良さげなホテルを探し、ギリのギリで決まった滋賀。
前夜に買ってきてもらったガイドブックは行きの新幹線で読むとして。


いざ、出発!



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こだま・ひかり・のぞみときて、次にまた早い電車ができたらどんな名前になるのだろう。ていうか「のぞみ」って時点で反則じゃね?とか言ってたら10時半、京都駅到着。



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「ここからコサイ線てのに乗り換えるんだよ」と何も調べてないわたしにダンナは教えてくれました。
「湖西(こせい)線にご乗車の方は~・・」アナウンスが真実を教えてくれました。
路線地図を見ながら思ったけど、あれだね。埼玉は鉄道が縦に走ってるから東西で行き来しにくい土地柄だけど、滋賀は湖があるから余計に県内で分裂していそうだね。


電車広告の少ない湖西線に乗りながら、情報量が少ないということは色々なことを考えるキッカケが生まれないことでもあるんだなと思いながら、窓の景色に目を移す。
右にはすぐ琵琶湖、左にはすぐ山々。めっちゃいい感じ。

空が広い。
うちの方だったら「曇ってた日」で終わってたであろう今日も、ここだったら晴れてる部分も見渡せて違う日だっただろうなぁ。



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比叡山坂本駅に到着。
ここから日本一長いケーブルカーに乗って、比叡山延暦寺に向かう。



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比叡山に行くことになったのは、たまたま美容室で読んだ雑誌に特集されてたから。
それ見て自分が厄年続きだということに今更気づいたのでした。



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延暦寺の奥は京都。
そんなルートも楽しそうだけど、12月はほとんどが運行しておらず。

久しぶりのケーブルカーで撮影のスタンバイをするも、一番前におじさんがカメラを構えて良い景色陣取っていたため、一枚も撮れず。



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oh!Biwako~!!
観光客がこぞって写真を撮る。こりゃ絶景だ。



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比叡山延暦寺までの山道は、2ヶ月前に行った穂高養生園を彷彿させる。
キンと冷たい空気が肌に気持ち良い。

早速目にしたのは売店。甘くて美味しい文字に釘付け~♡なところだけど、帰りのケーブルカーの時間のことも考えなくてはならないので後回しに。ああん。

その後、観音様のデカ数珠を満遍なくお触りして(バチ当たり)からの、おみくじ。
細かな手順を無視して引こうとしたら、ダンナに「ちゃんと読みなよ」と叱られる。
①願い事を頭に思い浮かべる
 うーん、うーん、頭がとっ散らかってて真っ直ぐに願えないお。
②呪文(忘れた)を3回唱える
 後ろの待ってる人に聞かれるの恥ずかしいお。
③おみくじをめっちゃ振る
 尋常じゃない音に「振りすぎ」とまた叱られる。
④出てきた棒の数字を覚えてお坊さんに紙をもらう
 棒を戻す前にダンナがおみくじ引いちゃったから、ダンナのは効力なし。
てか今調べたら、どうやらここは「おみくじの発祥の地」らしい。



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ぺらんと渡された八十七番は、なんと大吉。
いや~、くじ運だけは良いんだよな昔から。
実際幸せかっていったらそれは別の話・・・。

で、なんて書いてあったかっていうと、
「宝石を岩の中から掘り出すように、長い努力があって初めて結果が得られます」
じわぁ~~。
あたいの努力は無駄じゃなかったんだ。んーと、なんか努力したっけ??
「しかし意思が弱く道半ばで辛苦にたえかね却って過ちを起こす恐れがあります」
チーン。

裏面には「大吉が出たからといって油断をしたり、また高慢な態度をとれば、凶に転じることもあります。」と太字でしっかり書かれておりました。ハイ。



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で、国宝の根元中堂というのが大改修中らしく、現在こんな感じ。
中に入って見てきましたが、靴下で歩いてたら足が凍りそうだった・・・。
ここで護摩木に願い事を託す。
何百年も灯され続けてる火ってのがにわかに信じ難いが、見応えはあった。



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さてさて、お待ちかねの甘酒ターイム。
生姜が効いてて美味しい♡
たぶん米と麹のみで作られたものだと思われます。

帰りに受付の前を通ったら、受付の人がスマホいじってました。
寒い中狭い中で、やることないもんな。
でもスマホがなかった時代は何をしていたんだろう。



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坂本ケーブルの帰りは「福号」。行きは何だったか聞きそびれた。
チケットには「縁」と「福」という文字が書かれていて、皆様の福を祈ってということらしい。
とにかく運転手さんとか丁寧で、それだけで気持ちが和む。



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行きに気になっていたので窓口で「日本酒ください」と言ったら、物珍しかったのかニカッと笑顔になって、ポリ袋に入れた酒を横のドアから渡してくれた。



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滋賀の日本酒、ゲット♫
美味しくても美味しくなくても嬉しい。


さて。
ここでの目的は比叡山延暦寺ともうひとつ、厄祓いという使命があったのでした。
どうやらおひとり様五千縁かかるっぽいのだけど、せっかく来たから行ってみよー。
厄祓いする人は拝観料無料らしいんで「1人厄祓いするんですけどどうしたら良いっすかね」と窓口でダンナが言ったら、「・・・いいわよっ、ふたりこのまま通っちゃって!」と無料にしてくれました。なんてチャキチャキな。



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入ってすぐに神猿なるものを発見。
さて、お猿はどこにいるでしょう?



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なんと、2匹いました。途中まで下の1匹に気がつかず。
ずっとこの中にいるのかなあ・・・??



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ご祈祷受付にて紙に住所と名前と願い事を書かされる。
なにやらダンナも一緒に厄を払ってくれるっぽく、ダンナも来年厄年なので一緒にやってもらうことに。
願い事は具体的な方が良さそうだったけど、なんか恥ずかしいので、厄年に丸をつけるだけにしておいた。



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しばらく待った後、祈祷師がやってくる。
この中で、ストーブに当たりながら厄祓い開始。

頭を下げながら祈祷師がむにゃむにゃ言ってるのを聴いていると、自分たちの住所を言っているのがわかり、その後わたしたちの名前が聴こえたのだが・・・
明らかに一回ダンナの名前を読み間違えたのがわかった。
あうあう、神様、違うんです!
ていうか祈祷師ってどうやってなるんだろう。
しゃべる時全然わたしの方を見ないけど見えてんのかな。
頭の中では邪念がいっぱい。邪念払いしてほしい。



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終了後、ご祈祷豪華8点セットをもらう。
お清めの砂から蕎麦ぼうろまで至れり尽くせり。



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ちょうどこの日は「事始め」と呼ばれ、すす払いをする日だったそうで、若い巫女さんが一生懸命煤を払っている様子を見ることができました。



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どうでもいいけど、寒い!
そしてお腹が空いたー!

時刻は2時半過ぎ。
駅まで歩いてれば何かしらあるっしょってことで、駅へ向かう。


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中途半端だけど【2】へ続く。