susieの旅ブログ

埼玉在住都内に勤める40代主婦の旅と本の記録。

伊豆・熱海旅行①~前日に決めた旅行は不安でいっぱい~

こんにちは。たった今血便が出たような気がするが気のせいかもしれないからとりあえず考えないことにしてみたsusieでございます。
今月ダンナが異動になり、急遽5連休とをいただきました。ホテルで働く者の5連休というものは非常に珍しいものでありまして、せっかくわたしも無職なことだし近場に旅行にでも行こうという話になり、伊豆辺りの旅行誌をダンナが購入しました。ただ皆さまご存じのとおり(?)わたしは旅行の計画をほとんど立てず、ましてや伊豆なんぞに興味ありません。なにしろ温泉、というかお湯に浸かるという行為が好きではないのですから。ちなみにダンナもお風呂が好きではありません。
なにしに伊豆に行くのだろうかと思いながら何もしないでいたら、5連休になってしまいました(爆)。
しかも台風が来るとかなんとかで、5連休いつでも行けるという感じではなくなってきてしまった。でも暇は嫌だ。絶対行こう。そんなわけで5連休の初日は一日中宿探し。なんとか”明日”泊まれる宿はないものか探し、夜の9時にネットで予約。本当は「雲風々-ufufu-」や「熱海ふふ」や「はなれ宿善積」なんかが候補に挙がったけれど、どこも翌日のちょうど良いプランがなく断念せざるを得ず、最終的にわたしたちが決めたのは、宿泊サイト一休の”一休Plusに選ばれた日本マイスターの宿「正平荘」。時間があれば陶芸教室とシャボテン公園に行こうというなんともアバウトな計画にて、翌朝出発したのでした。





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最寄り駅からの電車は「幸運の赤い電車」で池袋へ。
幸先の良いスタートにうきうきの2人・・・と思いきや、ダンナがちょっとイライラしている様子。わたしの、旅行へ行くという緊張感のあまりのなさに、「レイクタウンに行くんじゃないんだから」と怒られました。電車の時刻を決めずに出てきたのが相当不満だったらしい。(別にいいじゃんね)

東京駅まで向かうと新幹線乗り場へ。わたしは鈍行でも良いと思ったのですが、ダンナが「有り得ない」みたいな顔をしたので新幹線になりました。
やっぱり新幹線といったら駅弁です。東京駅の『駅弁屋 祭』で好きなものを選び、乗車と同時に広げます。


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わたしは淡路屋の「松茸牛肉満載栗めし」。
漢方薬局の人に「栗がいい」と言われたのを気にしています。

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ダンナはミーハーなので、店の人気ナンバー1の「牛肉どまんなか」を選びました。



新幹線に乗られること小一時間、ほぼトンネルで景色という景色を見ることなく着いたのは三島駅
ダンナの考えているプランをよく把握しないまま、とりあえず駅周辺を歩くわたし。全然予備知識がなかったのですが、三島って観光地っぽくないですけど。不安だったのはわたしだけではなかったらしい。

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しばらく歩いていたら、きれいな川(?)を発見。
「わぁ~いいかんじ」とカメラを構えようとしたら突然知らない男性が立ちふさぎ、
「今撮影してるので止まらないでください」
と怒られ、無理やり前の方に誘導されてしまいました。(なけなしの写真が上)

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ここから30分くらい、超胸糞悪かったです(怒)。
「撮影スタッフってなんであんなえらそうなんだろう、むかつく」と、ホテル勤めならではのあるある話で盛り上がるわたしたち。いや、盛り下がってましたが。
それより上の写真ですが、”家の入口が橋”というのが続いていて面白いです。いつからこういう造りになったのだろうと不思議です。

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知らないうちに到着したのは『三島大社』。
ダンナの脳内プランでは、ここに行くことがとりあえずの目的だったらしい。

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興味ないけど着いて行ってみる。

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ふーん・・・。

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けっこう広い境内。ふと目にしたのは厄年が書かれた看板。
看板の下の方に「※お急ぎの方は受付迄お申し出下さい」と書いてあるけど、なんか焦るから止めてほしい。

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天然記念物 三島大社金木犀
地元の金木犀はもう咲いていたけど、この辺りはまだなのかしら。

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一応お参り。5円入れたらダンナに「古い」と言われました。

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おみくじ引いたら小吉。
調子に乗ると良くないという主旨のことが書かれており、本当に自分のことを言われているような気が。
それより一緒に付いていた「福よせ熊手」が今どこにあるのがわからない。

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近くの店で、名物の「福太郎」というあんこ餅をいただく。
ここまで記していませんでしたが、この日はものすごく暑い日で、お茶なんか頂いていますがわたしはタンクトップを着ています。暑いのにくしゃみが止まらないのは後に分かるとして。初日は晴れ女のわたしが雨男のダンナを負かしています。晴れも良いところ。

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パンフレットに載っていて気になっていたお洒落なショッピング街はどこなのかと駄々をこねたら、すぐ近くだよと言われ、ものの数分で着きました、大社の杜。
入ってみるとそんなに数は多くないものの、おしゃれな雑貨屋さんやカフェが軒を連ねていました。

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三島周辺は意外とお洒落な街でした。少なくとも我が家周辺よりは(笑)。



また元来た道へ戻り、三島駅から伊豆箱根鉄道駿豆線伊豆長岡駅へ向かいます。
パンフレットを見せられ「この電車に乗るんだよ~」とわたしを喜ばせようとしたダンナでしたが、見た感じいつも乗っている西武線にそっくりだと思い、実際乗ってみたら、乗り心地や音の感じが西武線そのもののような感覚に陥り・・・スマホで調べて見たら、伊豆箱根鉄道筆頭株主西武グループでした。車両を譲り受けたって書いてあるから、今乗ってる電車も西武線かもねという結果に(笑)。

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でも見える景色は全然違う。

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伊豆長岡駅、到着。
この近辺にやたら「韮山反射炉世界遺産に」という看板が掲げられているので、思ってもいないが「行ってみる?」と聞くもダンナも「別に」的な生返事。きっと世界遺産になったら「行っとけばよかったなぁ」になるのだろうけど、認定されなかったら「行かなくてもよかったね」になるのだろう。

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泊まる予定の宿「正平荘」は徒歩で20分程。三島での不安がここで再び。
「なんか、坂戸みたいだね」とダンナが言った。坂戸じゃないよ、伊豆だよ。

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不安な気持ちを一気に吹き飛ばす「温泉」との文字。やはりここは温泉街だった!
そう確認し高鳴る気持ちとは裏腹に、宿に向かうにつれて一気に増してくる「坂戸」感。

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そう、宿は住宅街の中にありました。
ふ、不安!
ていうか、ここ、誰が選んだんだっけ?なにが決め手だったんだっけ!?と頭の中がフル回転。
門を開けると日本の宿らしく雰囲気があり、ダンナは気に入った様子。わたしの不安は治まらない。
旅館経験と言えば、過去にダンナと行った箱根の旅館(「四季の湯座敷 武蔵野別館」)と、友人と行った松江の旅館(「なにわ一水」)。どちらも玄関で着物を着たスタッフが出迎えていたような・・・うろ覚えだが、間違ってもここのように誰もいないという感じはなかった気がする。
ダンナがスタッフを呼ぶと、黒い制服を着た女性スタッフが出て来ました。ようこそおいでくださいましたって感じとは程遠い感じの対応でしたが、チェックインをするために一時開放されたと思われるバーに通された時、わたしの体調はすでに下降気味でした。

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バーにてお茶と苺の生どら焼きをいただきました。このどら焼きが、まあおいしい。ただだるさがあったわたしは、部屋で寝転びながら食べたかったのでした。(こら)

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前日に予約したプランは、部屋はおまかせのプラン。倍の値段を支払えば、客室露天風呂付きのスイート部屋が確約できましたが、その露天風呂がこの旅館に似つかわしくないほどガラス張りのブースに囲まれていたので、この際大浴場だけで我慢という形になりました。

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あわよくばアップグレードというのもよくある話なのですが、

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通されたお部屋はスタンダードのお部屋。
あまりの狭さと具合の悪さに、いつもなら写真撮影を始めるところなのですが、ひとまず椅子を枕代わりに寝ました。
幸福の赤い電車で来たのに・・・
来てみたら意外と坂戸みたいで(まだ言うか)、撮影隊に邪魔され、着いた先が狭く古い宿・・・
こんな旅行は初めてだ。でも仕方ない、今まで良い所に泊まり過ぎたのだ。もう寝て忘れよう。
そんなこんなで1時間が経ち、暗くなる前に力を振り絞って撮影開始。

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安いプランなので贅沢は言えないのですよ。
だけど何故ここを選んだのか。しばらく一休Plusで選んだということをすっかり忘れていたわたし。

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一応茶器類も揃っているものの、使う気がしない。
そもそも部屋にはなにもなく、お着きのお菓子も部屋ではなくバーなので、なんだか落ち着かないわたし。
プライベートを優先にしたコンセプトらしいので、部屋には誰も来ない。

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ただ古いというだけで、清掃は行き届いています。外国人だったらたまらないかもしれない。
一瞬テレビを付けたダンナに消すよう命令を下し、隣の部屋の音に耳を澄ます。客がいるらしい。

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夕飯までに時間があるので、ちょこっと散策。
お庭は風情があって、写真に撮ると絵になります。

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大浴場の近くにお茶が用意されています。(夜には撤去されてしまいましたが)

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この日は男湯が「不二紅梅の湯」「出湯」。この出湯というのはIDEEがプロデュースした露天風呂だそうで、予約した時に気になったひとつでした。でもわたしは朝風呂とか面倒臭いことはしないので、今回の宿泊では入れないことになります。
いやしかし、こんな住宅街の中にあるような小さな旅館の風呂がIDEEプロデュース?と疑うわたし(笑)。それほどこぢんまりとした宿なのです。なにしろ客を見かけない。

女湯は「不二白梅の湯」「露天岩風呂」。


温泉に興味がないわたしなので、唯一楽しみにしているのは日本料理マイスターのふるまうご馳走なのです。










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