千葉・房総半島の旅【2】ローカル線で遠回り
2日目、なんともすっきりしない朝を迎えました。
その理由として昨夜中途半端に起きてしまったことがまずひとつ、ふたつめは枕が合わなかったこと。裏表で素材の違う高さのある枕が、首痛のわたしには厳しかったらしい。
まあいい。朝から風呂に入ろうではないか。
北海道に続き朝から大浴場に向かうと、わたしとダンナ以外誰もいない。
なんと清々しい朝なのだ。
ロビーで待ち合わせしていたダンナと、モーニングコーヒーをすする。
部屋から見える景色と全く同じなのだが、広々としたロビーから見える海はまた一味違う。
朝食は昨夜と打って変わって一番乗り。
同じ場所へ通されると思いきや、奥のカウンター席へ案内されました。
海を見ながらの朝食。横の夫婦との間には仕切りがあり、プライベート感を保ちながらの開放感に思わず隣の女性も写真をパシャリ。
食後のわらび餅も食感が良く、とても贅沢な朝食でした。
送迎バスの時間までしばらく暇なので、珍しくヘアアレンジに凝ってみようと備え付けのヘアワックスを使ってみると、ただでさえ量の多い髪なのにどしりと重みを増しました。やらなきゃよかった・・・!このせいで一日中なんとなく不快感が残りました。毎日ジェルとか使ってるダンナが信じられん。
早めにチェックアウトを済ませ、バスが来るまでロビーで撮影会。
ダンナが撮ったわたしの写真を見てみると、そこにはなぜか柴田R恵・・・のような女が。
こんな美人を捕まえておいて、逆にダンナは天才か?
安房鴨川駅へ行く宿泊客はわたしたちと先ほど隣の席で食事をしていたご夫婦のみらしく、4人を乗せてバスは駅へ向かいました。
駅へは15分ほどで到着し、わたしたちはここからJR外房線で大原駅へ。
北海道旅行のときは移動のたびに乗り物酔いを起こしていましたが、今回の旅行ではなんとかもっています。
大原駅へ到着。
乗ることがメインなため、行き先は特に決まっていません。
しかし小湊鉄道に乗り換えるのに1時間程時間が余ってしまうのと、走っている鉄道を外から撮ってみたいという希望があるので、どこか良さそうな駅へ降りてみたい。
大原駅においてあったパンフレットを見てみるも、いまいちどこが見どころかわからない。
とりあえず乗り遅れると再び1時間待ちになるので乗ってみる。
電車が動き出すと、そこはまるで富良野でみたような美しい原風景が広がりました。
カメラ女子や他の乗客がちらほら降りていくのをみて、わたしたちも降りようか一瞬迷ったものの、ムーミンショップは全く興味がないのでここでは降りないことに。
そうこうしているうちに、はじめの原風景はどこへやら・・・。
数少ない乗客もここでかなり下車し、ホッとしたのもつかの間・・・。
なんもない(爆)。
※「大多喜駅に降り立つ乗客のうち8割は用のない人」だということが、のちにいすみ鉄道の社長ブログで知る。
おばさんグループは駅前にある土産屋へ直行。
わたしたちは、ど、どうしますか。
一応走っている鉄道を撮るという目的があるので、良さそうな線路あたりに行ってみようということになり、土産屋の店員にレンタサイクルを借りた方が良いか訊いてみるとさほど距離はないとのことで、小江戸と線路へは歩いていくことに。
小江戸の方に向かっていくと、フミキリストにはたまらない建物が。
どうでもいいけど誰もいない。
大河ドラマの撮影ロケ地になったのか、そのような旗がいくつも立っているのですが、ドラマ等全く見ないし人がいないので全然わからない(笑)。
房総の小江戸には何もないことを確認したところで腹が減り、ふと通りかかった和菓子屋でアイスクリームと最中を購入。
日射病になりそうなほどの日差しだったので、余計にアイスが美味しい。
最中もあんこがぎっしり。
さて、線路へ向かうわけでありますが。
1時間に一本あるかないかの単線で果たして走っている瞬間を目撃できるのであろうか、こんなに無計画で(爆)。
途中出くわした酒屋へ迷わず寄り、何も買わずに出る。
ひたすら歩いていると御禁止川(おとめがわ)という川が出てきました。
「乙女♡」ではないらしく、城主が江戸時代に魚を採ることを禁止したのでこの名前がついたとか。
奥に見えるのが大多喜城。
も、もしかして、あの橋、電車通る?
しばらく見ているとどこからか電車の走る音が。
これはシャッターチャンス!?
キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!! ーーーーーーーーーーー!!!!!!
連射連射連射連射!!!!!!
撮り終えてから、本来ならば草原の中を走る電車が撮りたかったことに気がつきました。
昼食を摂る場所も時間もなかったのに半端にここで時間が余ったので、昨夜のために買っておいたわたしの大好物ミックスナッツをふたりで食らう。
時間になると、今度はムーミン列車がわたしたちを出迎えてくれました。
中もムーミン。
まあ、ムーミンっていってもこんなもんですけど(笑)。
上総中野駅に到着。
ここから数分後に来る小湊鉄道に乗り換えます。
ホームが外と地面と繋がっていて(?)、簡単に線路内に出られますが。
しかも人が歩いてきました。駅員と思ったらただの乗客だったようで。
しかし景色が美しい。
富良野もとても良かったけれど、探せば関東にも似たような美しい風景はあるものだとしみじみ実感。
小湊鉄道キターーーーーーーーー!!!
いすみ鉄道との違いが一瞬わからなかったけど、とりあえず連射連射連射!
気が済んだら乗りこむわたし。
実はいすみ鉄道辺りから肩凝りが酷くてものすごく疲れております。
連射している時のみアドレナリン大放出で痛みを忘れますけど。
横を走っている車にどんどん追い越されるし、音がうるさくて車内アナウンスが全く聞こえてきません(笑)。踏切も驚くほど古い音がし、暑い日にも関わらず冷たい風が頬を撫でます。
ちょっと他の乗客に迷惑になるかな?と思いつつも、あまりの暑さに窓全開。
レトロなディーゼルカー(電車じゃないらしい)に乗ること1時間10分、ただひたすら山と田んぼを眺めながら五井駅へ向かい、その後JR内房線で再びひたすら東京駅へ向かうというただただ電車に乗るだけの一日を過ごしたのでありました。
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