沖縄旅行【1】ホテル日航アリビラに宿泊するだけの日。
なにが困るって、今年の誕生日には沖縄へ行く計画を立てていたからなのです。
日に日に悪化する体調。仕事はいいとしても、旅行に備えて服が欲しい。こんな状態で服も新調できないのならいっそキャンセルしたかったが、時すでに遅し。キャンセル料が70%かかるとのこと。ふたり合わせて10万円の旅行費、7万円もパーになるなんて、これは這ってでも行くしかない・・・。
咳が止まらず一睡も出来なかった翌朝、わたしはダンナに連れられ沖縄に向かったのでありました。
気圧の変化で咳が止まらず後鼻漏によりオエオエ嘔吐きながら到着した那覇空港。
時刻は12時、天気は大雨。雨男のダンナがしつこく謝ってくる。
レンタカーを借りるため専用のバスで店へ向かう。
レンタカー・・・。一睡もしていないのにレンタカー。
※ダンナは免許を持っていません。
さすがは沖縄、湿度が関東に比べて高いので荒れた喉にはありがたい。
旅行前にずっと寝込んでいたため全く計画は立てておらず、とりあえず宿泊先のホテルへ向かうがてら何か食べるところを探すことに。
ふと目に入った大きな看板。
「アメリカンビレッジだよ!」と知った風に言うダンナに従い、車でちょっくら入ってみる。肉とかステーキとかとにかくアメリカンな飲食店がお目見えするが、年明けからおせち以外満足におかゆしか食べていないわたしにはあまりにも重すぎる。
しかし何か腹に入れないと薬が飲めないので、横にあったイオンに入ることに。
沖縄でしか見ないような奇妙な食材を流し見したあと、フードコートらしき席で昼食をとる。
選んだのは、沖縄の紅芋揚げもち「うむくじ天ぷら」とお馴染みサーターアンダギ―、体に良さそうな「クーブイリチー」。ダンナもなにか食べていましたが、この時体調不良がピークに達していたためほとんど覚えていません。
とりあえず解熱鎮痛剤とビタミン剤を口に放り込み、しばし仮眠。(寝れなかったが)
駐車場に戻って空を見上げても、雨は止むどころか土砂降り・・・。
この日は早めにホテルへ行き、観光は諦めることに。
まあでも、具合が悪かったので逆に良かったのかも。
1日目の宿泊は「ホテル日航アリビラ ヨミタンリゾート沖縄」。
ホテル系の専門学校に通っていたダンナによると、当時の担任が薦めていた素晴らしいホテルだということで、やたらダンナが行きたがり渋々選んだホテルです。
しかしもはやどんなホテルかなんてどうでも良い。早く寝たい。
フロントでチェックインを済ませると、スタッフの方から「お誕生日おめでとうございます」との声掛けが。ダンナが事前に伝えていたらしい。サプライズが成功し横でニタニタしているダンナですが、その本人からは未だになにも貰っていません。
部屋に入ると南国らしい鮮やかなソファーと、外の光がかすかに差し込む白い窓が目に飛び込んできました。
本当は写真撮影なんてどうでもいいけど、あとでブログとかに載せることを考えると一応撮っておかねばという義務感に駆られるしょうもないわたしがひとり。
開けてみると、本来なら海が見えるであろう景色。
大雨の影響で雨雲と水平線の境がわかりません。
ミネラルウォーターは無料でないものの、ある程度のアメニティは揃っており、なによりバスルームが広くて使いやすい。
副鼻腔炎になりかけ1日2回風呂に入り鼻詰まり解消に努めていたわたしは、早速シャワーを浴び、夕飯の時間まで寝ることに。
なんにもしない贅沢(ってキャッチコピーどっかで聞いたような・・・)、
ノリの利いたシーツにうずくまってずっと寝ていよう。
と目を瞑るが、やはり横になると咳が止まらず寝ている場合ではない。
外を見ると雨が止んでいたので、ホテルの敷地内を少し散歩することに。
二ライビーチからの波の音は聞こえないものの、やはりここは南国。
そびえたつ椰子の木と東京にはない静けさ。やっぱり沖縄は良い。
そして、眠い。
もう運転する力も店を探すエネルギーも余っていないので、ホテル内にある琉球おでんの店「アルタミラ」に入ることに。
誕生日特典のノンアルコールカクテルで乾杯しおでんを食べていると、琉装を纏ったお姉さんが三線の生演奏を披露してくれたのですが、その場にいた客全員が一緒に口ずさんでいる中ひとりだけ見ているだけだったわたし。
ノリが悪い客だと思われただろうな・・・喉が荒れてて声が出せなかっただけなのだが。
この夜も咳が止まらずなかなか寝付けなかったのですが、さすがに2日くらい寝ていなかったので睡魔が勝ちました。
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