香港・マカオ旅行⑩~ザ・リッツカールトン香港に宿泊~
終わりよければ全て良し。旅の途中でどんなにがっかりした出来事があったとしても、最後に豪華なホテルに泊まれば最高の旅になるだろうという単純かつ強引な思いが一致し最終日に選んだ場所は、東京でも見上げることのない高さのビルの上にある。
とはいえ、こんな都会でも聞いたことのない鳥の鳴き声が聞こえてくる。
2011年に開業した「ザ・リッツ・カールトン香港」のフロントまではとてもややこしく、エレベーターの乗り継ぎをしたりしながらようやくたどり着いた。
わお!いっつわんだほー!!
流暢な英語でチェックインを済ますC氏の横で、若干緊張するわたし。
「バチガイ」という言葉が脳内をループした時、フロントスタッフが日本語しか話せないわたしにも簡単な日本語で挨拶してくださり、チェックイン時に説明したことと同様の内容と思われる日本人向けのプリントを手渡してくださった。感動。
一瞬でリッツが好きになった。
部屋を案内してくださったベルボーイは昨年東京においでになられたようで、その話でC氏と盛り上がっていた。
前日までは英語がわからないと諦めていたわたしも、あまりの好感度の高さに一生懸命話を聞いてみる。「トウキョウ」とだけ、なんとか聞き取った(爆)。
お部屋は107階の25号室。
下調べをしていなかったので、この時どんな部屋だか初めて知る。
さすがはリッツ、やはり今まで泊まった数々のホテルとは違う。
重厚感があるし、何よりキレイ。
部屋の説明が終わった後、C氏に変圧器を借りたいと伝えて欲しいと言うと、なぜかスタッフに「変圧器」が伝わらない。
これまでのホテルには「transformer」もしくは「power transformer」で通じたのに、どちらを言っても「ソレハナンデスカ?」みたいになってしまった。
「日本から持って来たヘアドライヤーを使いたい」でなんとか通じ、後ほど持って来てもらう。結局なんて言えば通じたんだろう?
スタッフが去った後は、おなじみの撮影大会。
無料のミネラルウォーターがロゴ入りで、なおかつ4本も常備されているとは。
ネスプレッソカートリッジは3つ、これまたロゴの入ったお茶類が2つ、その他ミルクやシュガーも豊富にキレイに並べられている。
利用しないけどミニバーも充実。
ちゃんと物のサイズに応じて仕切られているって、何気にすごいこと。
ホテルはオープン時の備品に大抵合わせてあるので、だんだん物を削ったりして行くうちに合わなくなって行くものだけど。
前日までのホテルとは違い、ドリンクを出してもチャージされないので安心。
ハンガーも質の良いものが多めに揃っており、ランドリーバッグやソーイングキットも気品よく並べられている。
バスルームはこんな感じ。
バスタブには埋め込み式のテレビ。
アメニティーは英国ブランドの「アスプレイ」。
とか紹介してるけど、わたしはこういったものにてんで疎いのでよくわからない。
横にはバスソルトも充分に補充されていて、至れり尽くせり。
タオルもロゴ入りでフワッフワ。
同伴者はホテルのタオルを使いたくない派らしいので、わたしは使い放題。
ベーシンは2つ。二人同時に使いやすいように準備されている。
アメニティーも金ピカの箱に入れられ、どこまでもゴージャス。
シャワーブースもカビてない。
当たり前のようで当たり前じゃないから要注意。
やっぱり旅はホテル次第だ、と確信。
これで今回の旅行は最高に終わることができる。
まあ、金を出せば当たり前か。
ちなみに外の眺め。
ヴィクトリア・ハーバーに面した立地からは、100万ドルの夜景を望むことができる・・・らしい。
昼間は霧掛かってるのか美しさはないが。
しかも高すぎて、こんなもんかとすら思えてくるから不思議(笑)。
しばらくくつろいでいると、フルーツアメニティがやってくる。
インターコンチネンタル香港ほどの豪華さはないものの、皿とナイフが部屋に常備されているのがありがたい。
そして無事に変圧器も届く。
今回は朝食なしの予約だから部屋のみの利用かと思いきや、スパも無料で使えるらしい。
フロントで手にいれたロゴ入りハッカ飴を舐めながら、プリントをくまなく読む。
そうこうしているうちに、ターンダウンサービスがやってくる。
早いな。
ていうか気づいたらもう6時を回っていた。
さて、最後のディナーはどちらにいたしましょう?
いつもの如く、何も決めていないわたしたち。
とりあえずホテルを散策しつつ外へ向かう。
「いやーしかし豪華ですね」
マカオで道に迷ったりココナッツジュースを飲んだりしていたのが嘘みたいに、二人の心はセレブ気分。
降りる途中に出てきた贅沢空間。
高級紅茶をちょっくら頂く。