susieの旅ブログ

埼玉在住都内に勤める40代主婦の旅と本の記録。

香港・マカオ旅行⑪~香港ほぼひとりきりの夜~

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夕食を食べるにしても、その後のことを考えて探さねばならない。
その後というのは、夕食後にホテル内にあるバーに行くことであり、さらにその後にC氏が友人と会うとのことで、まあ早い話時間がないのである。


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C氏がどうしても行きたいというのでアディダスに寄るも、時間が迫っているため早めにつまみ出す。


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かの有名な路線バスが走っていて思わずカメラを構えるも、心がはやる。
とにかく時間がない。



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あらかじめ計画を立てないことはもちろん言うまでもなく。
ただ今回わかったのは、計画を立てても脱線するタイプだと元も子もない(笑)。



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ただ良いと思うのは、「その辺」と言うアバウトな意見に文句を言わないこと。
てな訳で、本当にその辺の中華料理に決定。



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左の金ピカなところ。名前は忘れた。



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1階はファストフードのような感じで、そこで食べるのかと思いきや2階に上がるとちょっと良い店みたいな雰囲気。
値段とか見なかったけど・・・まあ良いか。一応所持金はあるし。




店内は広く、丸テーブルに家族やら友人グループやらがひしめき合っていて、多くのスタッフが真顔で食事を運んでいる。

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メニュー表を見てみると、一応日本語は書かれているものの、アレルギーはおろか、どんなものか見当がつかないものも。
もう何十年も働いてますといったような初老の男性がわたしたちのテーブルを担当する。
少し日本語が話せるようだけど、何を言っているのかあまりよくわからない。
ピータン」を連発しているあたり、ピータンがオススメだ食えってことだろうと思う。
英語はろくに話せなさそう男性のお茶目な仕草に、C氏も気に入った様子。


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時間もほとんど残されていないので1品だけ頼んだのに、いつのまにかまたC氏が3品頼んでいた。
「食べてよ」と出されるチャーハン。
「だからチャーハンは卵が入ってるから食べられないんですよ」
その後、北京ダックまで出てきた。
「これも半分食べてよ」
「えっ、北京ダック高くなかったですか?」
「いーよ、お金はわたしが出すから」
せっかくなので少しいただいた北京ダックは、今まで食べたことのある変な薄っぺらいので巻いた硬い皮の焼いたやつとは違って、梅ソースと絡み合った脂が相性良く、とろけるような美味しさ。
C氏も「今まで食べた中で一番美味しい」と大絶賛。
奢られて食べると美味しさが半減するような気がしたので、後でお金は払おうと心に決める。

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わたしが頼んだものは筍だったはずが、変なのが乗ってる。
スタッフに「これはなんですか」と訊くと、竹の内側の部分だと言った。
初めて食べる味と食感。意外と薄味。



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時間がないので早めに夕食を切り上げ、電車でホテルへ戻る。
「良い席取りたいから、わたし先にバーに行くよ。その間susieちゃんは靴履き替えてカメラ持ってくればいいんじゃない?」
「カメラ、持ってっちゃって大丈夫ですかね?」
「ダイジョーブでしょ」
ということで、先に部屋に戻ってヒールに履き替えるわたし。
高級ホテルのバーに一眼レフなど持ち込むのは如何なものかと思っていたが、絶景が見れるなら是非とも持ち込みたい。



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「世界一高い(高層)バー」という触れ込みでC氏の提案で行くことになったリッツ・カールトン香港内にあるバー。
「世界一」で調べると出てこないのだけど108階だし、しかもテラス席(のようなところ)だったのでスリルはある。


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作戦が功を奏し、一番端の素晴らしい席を確保していたC氏。
一眼レフはこっそりカバンに忍ばせたが、店内の賑わいからしてフラッシュ焚いても怒られなさそうな雰囲気。
早速飲み物を頼むが、ミルク系のものが多すぎて頼めるものがわからない。
と悩んでいたら、スタッフが日本語でオススメを教えてくれた。
「卵やミルクがダメなんです」というと、それはそれは親切に「あなただけのスペシャルを」的な感じでわたしのためにカクテルを用意してくれた。
限界まで上がったはずの好感度がさらに上がる。

なんて日だ(良い意味で)。



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「じゃあ着替えてくるから」と言ってC氏が客室へ戻る。
しばし一人で、このベストな席で108階からの絶景を独り占め。


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一人でパシャパシャ撮っていたら、隣の席に座っていた欧米人家族(アラブ人も混じってる?)の男性の一人が一眼レフを取り出し「わたしもここで撮っていいですか?」というようなことを英語で言っていたので「イエスエス」と相席を一時許可した。
やっぱり一眼レフ持っていたら撮りたくなるわな。



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どうでもいいけどC氏が戻って来ない。
ほぼ一人で特等席を占領している感じでなんだか申し訳ない。



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Wi-Fiもギリギリ繋がる環境だったので、就寝前のダンナにFaceTimeをかけてみる。
眠そうなダンナと愛猫を久しぶりに見る。
「今ねー、ひとりでバーにいるの」
「えーなんでなんでー?Cさんはー?」
ぐるりと一周し、ダンナにも100万ドルの夜景を披露。



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C氏が戻って来たので切る。
すでに結露にまみれたカクテルで乾杯。
しばしセレブごっこを堪能する二人。



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と、ここでC氏の友人がこちらへ向かっているとの連絡を受け、C氏が店内を出るが、しばらくして一人で戻って来た。
「友人が短パンで来たから入れなかったみたい」とのこと。
抗議していた友人を宥め、店内入り口で待たせているらしい。
「もう少ししてから行こうか」(えっ友人は?)とのことで二人で飲んでいると、か韓国人不倫カップルらしき男女が半ば強引に相席したいと申し出た。
「どうする?」と言われ「いいんじゃないですか(どーでも)」と窓側の席を譲ると、スタッフが「断ってもいいんですよ、すみません」と言いたげな顔をしていたので、優しくしてよかったと思った。

しかしここでC氏と不倫カップル(あくまで勝手な想像)の女性が席を立ち、わたしと男性二人きりに。
「どちらからきましたか?」みたいなことを言われ「Japan」と答えると、「わたしはKoreaからです」みたいなことを言い、なぜか「チバ?」と訊かれたので「サイタマ!」と答えたら話が終わってしまった。埼玉は知らないらしい。
初めての土地で見知らぬ人と二人きりにしないでくれーという心の叫びが届いたのか、C氏や彼女が戻ってきた。(ていうかどこへ行っていた?)
そしてなぜかテンションの高い彼女が3ショットを希望し、まるで友人だったかのようにC氏に寄り添い写真を撮ってもらう。
どちらにしても、わたしはそういう雰囲気出てないだろうな。
それは外国人でもひしひしと伝わるんだろうな。



「じゃあ行きますか」
もったいない気もするけど不倫カップルに特等席を譲り、私たちは店内を出る。


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その後C氏は友人と近くの店で飲むということになり、わたしひとりで部屋に戻ることに。



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部屋に入ると、なぜか白ワインが2つのグラスと2つのお手製の栞と一緒に用意されていた。



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カードの内容はなんとなくわかったが、なぜワインが用意されているのかわからない。


・・・。
ま、いっか。



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多分C氏はしばらく(というか夜中まで)帰って来ないだろう。
バスタブに湯を張り、テレビを見ながら浸かる。
普通だったら、こんな高いホテル、出した金額だけ元を取ろうと二人で利用し合うだろうに。
半額だけ払って使い放題のわたし。
贅沢極まりない!
ふかふかのバスローブを羽織り、冷えた白ワインを窓側のテーブルに用意。
準備はオッケー。



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いただきます。にひひ。
4日目の夜はこうして一人でワイン片手にくつろいだのでした。



なぜ白ワインがあったのかは未だに不明。




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